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女ロッド・スチュワート

女ロッド・スチュワート、スチワート、スチュアート、どれが正しいの?。

いきなりボケてしまいましたが、どれでも良いんですが、ここではスチュワートにしましょう。

稀代のヴォーカリスト、ロッドさんですが、その女版ってのが昔話題になった記憶があるんですが、最近買ったCDで”これぞ!”ってのが有りましたので、ご紹介。

ネットで探すと、ボニー・タイラー、キム・カーンズなんかがリストされていますが、だったら葛城ユキも当てはまるなぁ。

で、今回はブレンダ・パターソンさん。

アルバムはコレ。

はい、美人ですね。

先ほど名前が上がった方々と比べてはこの方に失礼ですね、ハイ。

歌を聴くと、「え?ホントにこの人ですか?」って聞きたくなります。と言うか、この人が目の前で歌っていたら「大丈夫ですか、オカシクなってませんか?」っておでこに手を当てて具合を確かめたくなります。

え~え~、人は見かけじゃないことぐらい、経験上わかってはおりますが、信じられまシェ~ん。

なんでもメンフィスのクラブで歌っているところをスカウトされたそうですが、ゴスペルで培った実力といかにもな声質で他の女ロッドを遥かに凌駕しているんではないでしょうか。

このアルバムの9曲目に「ステイ・ウィズ・ミー」にそっくりな曲があるので、それを聞いたらすぐに”女ロッド”って浮かびました、それくらい迫力あります。

バックもジム・ディッキンソン、ライ・クーダー、エド・グリーン、ウィルトン・フェルダーなど錚々たる面子が参加しており、全てにおいて申し分ない出来です。

曲はいわゆるアメリカ南部のスワンプロックです。その後、ブレンダさんはボブ・ディランのバックコーラスなどで活躍されます。

http://www.youtube.com/watch?v=kmVwQJKsMjM

つくづく思うのは、黒人のブルーズやゴスペルなどで培われたアーティストにはかなわないと言うか、メンフィス行けば、イヌも歩けば棒に当たる如く、歩けばアマチュアスワンパーに当たるんじゃないかと、それくらい風土の違いを感じますわ。

クラプトンが南部のミュージシャンに憧れたのも分かる気がします。

更新日時 : 2012年01月19日 | この記事へのリンク : 

ダヒーチー~70年代後半ソウルの歌姫

「ニューAOR」って言葉に惹かれて試聴した上で買っちゃいました。

近年、ここまで70年代後半の音に近い新作を聞いたことはありません。(単に知らないだけかも・・・ははっ)

何度も書いておりますが、自分の好みの音が70年代って事でして、そのころ発表されたレコードに病的なほど執着している自分なもんで、洋楽でも新作には興味ありませんよ~と。とは言え、ネット通販サイトで、「こんなんありまっせ~」なんて宣伝されて試聴するハメになってね~ポチっとな。

コレですな。

タイトルが「ヴィクター・デイヴィス、プレゼンツ、ダヒーチー」

つまりヴィクター・デイヴィスさんが紹介するよって事で、ヴィクター・デイヴィスさんってのが誰なんじゃいと。で、調べたら「クラブ・シーンにおいてもっとも評価の高いヴォーカリスト/コンポーザーの一人、でラテン、ブラジリアン、ジャズ、 ファンク、フォーク、ソウルなど様々なサウンドが有機的に混ざり合い、心地よい「歌」を作り上げていて、ゆるやかなグルーヴのアコースティック・ナンバーから、フロア向けのディスコ・ナンバー、そしてストリングスをフィーチャーした壮大な曲まで、その位相は多彩な広がりを見せる」人らしい。(以上どっかのHPより抜粋)

http://www.youtube.com/watch?v=AcFmgY3hl7M 

言うなればサウンドはヴィクターさんが作っているのかな?。と言うのはまさに上記内容そのものでして、ラテンの気あり、ブラジリアンの気あり、ジャズの気ありと、まるでAORじゃあ~りませんか。ですが、個人的な印象だと70年代のニューソウル、ソウル色強いディスコかと思います。いや~しかしヴィクターさん病的に70年代お好きなんでしょうなぁ。笑っちゃうくらいよくご存知と言うか、理解されておりますな。素晴らしいです。見た目は若いんですが、90年代初頭に音楽出版社と契約とありますので、年齢40代前半くらいでしょうか。ダヒーチーさんは20代でしょうが、なるほどサウンドクリエイターは世代が近いんで納得かも。

で、ここからが裏本題です。お気づきかもしれませんが、価格1800円です。新品ですよ。国内盤ですよ(輸入盤にシュリンクのみ国内の仕様でもありません。)。いや~嬉しい限りではあ~りませんか。と喜んでばかりはいられません。

なんで他のCDは2300円だの音質重視なCDは3000円もするんですか?。輸入盤だと安い場合は1000円前後です。(あえて内容には言及しませんが、→)アホらしくて国内盤買いたくないですよね。JAZZとかだと東芝さん(もといEMIさん)が999円シリーズをだしたりしております。内容も素晴らしくて999円ですよ。いや~嬉しい限りじゃあ~りません・・・・ってまた言ってしもた。では何で他のCDは内容が○○の上に3000円もするの!。食べ物とか電気機器だとか値下げ努力してるのと比べると・・・・どうなんでしょうか?。(再販制度のせいですかぁ~?)。音楽の値段に言及するより”良い音楽”を作ることが使命なのもなんとなく分かりますけど、なんとなく誰か上の方の人たちのお腹がいっぱいになるようなシステムが硬直に出来上がっているような、気のせいかそんな感じします。

たぶん、従来の業界体制だとなんとなくそんな誰か様の為のお布施をファンは払う事を強制されていて、そこにお金が行かないようにしないと値段は下がらないんでしょう。

そこでですね。

例えばスポーツ選手とか大企業がスポンサーになっていますよね。人を感動させることにおいてミュージシャンも変わらないと考えるとミュージシャンを大企業がバックアップするってのは如何でしょう。もちろんタイアップということでCFにそのミュージシャンの曲を使えばバックアップになりますが、楽曲使用料なりCDや配信の売り上げは、ハイ広告代理店に¥、所属事務所に¥、てな感じでミュージシャンに対してどれくらいバックアップされるんでしょうか。

それでですね、バックアップするミュージシャンを雇って、音源制作のスタジオミュージシャンに¥、レコーディングのスタジオ代に¥、ミュージシャンの給料に¥とか。で、自社のCFの音楽に起用すれば曲良ければ売れますし、音楽番組のスポンサーだったら出演させることもバッチリOK。いや、この際、TVに出ると”しがらむ”からGREEEENみたいに出ない。今、若者向けの情報発信はネットだから。で、製作した音源をバックアップした大企業が発売する。

昔みたいにレコード会社ごと買うと別の意味でコストかかりますから、ミュージシャンを買うと言うか、ネットの時代ですから”個”に特化するのが時代なりかと。

配信にかかる費用、CDのプレス代、管理費などは売価コストに乗っけるとしても販売価格はうんと下げられると考えるんですが、如何でしょう。

既に売れているミュージシャンを引き抜いても良いかと思います。

とは言え、ダヒーチーも輸入盤もEMIのJAZZもこの内容でこの値段だから、自分にとっては何も変わらなくて、問題ないか(笑)。

更新日時 : 2012年01月09日 | この記事へのリンク : 

2011レクイエム~去っていった方々

さてさて、今年も仕事納めになりまして、1年間皆様には大変お世話になりました。

今年も色々とありましたが、こうしてブログを書くことが出来る事自体ありがたいかなぁと。

で、恒例の去っていった方々を振り返りたいと思います。

1月4日にジェリー・ラファティさん、ミック・カーンさんが去って行きました。

ラファティさんはこちらで取り上げています。

http://www.central-tp.com/blog/central-tp/1/id/39320

ミック・カーンさんは言わずと知れた”ジャパン”のベーシストですね。不思議な出で立ちと個性的なフレーズで印象深いです。ジャパン自体はそれほど好きかというとそうでもないんですが、このアルバムは好きですね。時代とすごくマッチしているかと思います

2月はゲイリー・ムーアさんでした。コチラ

http://www.central-tp.com/blog/central-tp/1/id/25726

5月にコーネル・デュプリーさん。

セッション系ですが、参加アルバムは数知れず、で、色々なアルバムでグルーヴィーなギターを聞かせて頂きました。

個人的代表作はやはりコレでしょう。

「軽音楽をあなたに」のテーマソングは当時のヒット歌謡曲より耳に馴染んでます。5月8日でした。

6月には本ブログで4月に取り上げたばかりの「Bryndle」にいたアンドリュー・ゴールドさんが亡くなってビックリでした。昨年に同バンドのケニー・エドワーズさんが亡くなっていたので、ファンは悲しい限りですね。アンドリューさんは、ソロでも「ロンリー・ボーイ」の大ヒットがありますが、リンダ・ロンシュタットや、カーリー・サイモンなどウエスコースト系のバックでも大活躍した方です。アルバムはもちろんコレですね。

6月3日でした。

7月がダン・ピークさん。「名前のない馬」、「金色の髪の少女」などの大ヒットで知られる”アメリカ”のメンバーでした。(途中で脱退したので「風のマジック」の時は在籍しておりません。)これ「金色~」収録です。真ん中の方がダン・ピークさん。7月24日ですね。

8月はジョー山中さん。ご存知「ママ~ドゥ・ユ・リメンバー~母さん、僕の帽子・・・・」って事で、「人間の証明」のテーマソングを歌っていた方です。その昔、”フラワートラベリンバンド”と言う日本のロック史に残る世界進出を果たしたロックバンドの一員として活躍しておりました。コレですな。

8月7日でした。

同じく、日本のロック創世記を支えたバンドにゴールデンカップスと言うグループがおりまして・・・・と言うか「長い髪の少女」のヒットで有名なGSと言った方が知られていますが、GSはレコード会社に作られた姿で、本来はクリームやジミヘンなどのアグレッシヴなブルースを本人達はやりたくて、その後本格的なロックバンドへ方向転換する。・・・エディ藩、ミッキー吉野など日本のロックシーンを飾るメンバーが参加していました。その内の一人が柳ジョージさんです。

レイニーウッド及び、ソロ諸作はその後のヒットで有名なのでこのブログではあえて取り上げる事もないかと思いまして、カップスのコレを紹介。

ここでは、柳ジョージさんはベースを弾いています。かれらのヒット曲は多々ありますが、ライヴでは一切その曲は演奏しなかったと言われてます。もちろん、このアルバムにも収録されておりません。英米のブルースロックナンバーのカバーがほとんどです。当時、これだけの曲をここまで演奏できるバンドは日本には他には居なかったんじゃないかと思います。

柳さんは10月10日に亡くなりました。

同じ10月には英国が誇るギタリストのバート・ヤンシュさんが亡くなっています。イギリスの伝統音楽のトラッドミュージックとロックを融合させたバンド”ペンタングル”での活躍が思い出されますが、あのジミー・ペイジが崇拝していた方と言った方が良いかもしれません。

色々ありますが、コレがオススメでしょうか。

10月5日でした。

ご冥福をお祈り致します。

では、また来年!。

更新日時 : 2011年12月28日 | この記事へのリンク : 

♪クリスマスはどうするの~♪

はい、このタイトルがウケた方、「Mが来た」のファンですな。

たまには時事ネタも必要かと。

CD紹介のこのブログですが、私の事良くご存知の方は、おおよそこの手の音楽(クリスマスソング)とは無縁であろうと思うかと思います。ま~その通り(この手の音楽自体に興味がない、使う機会がない、いずれも当てはまります)なもんで困りました。

昨日は言うまでもなく”イヴ”っすからね、カミさんが食卓用意して、キャンドルだけの明かりで気分は盛り上がるってもんですが、音楽がない。ま~子供は小2と未就学児ですからBGMは関係ないんですが、な~んか自分的に無いと物足りない。

そこでふと浮かんだのが”SHAI”ってグループ。黒人男性コーラスでソウルって言うか、クワイエットストーム系(ま~90年代流行ったアレですな。・・・・ま~この手のジャンルもあまり興味無いんですが、試聴して買ったのかな。)でちょっとシリアスな雰囲気もあり、とりあえず似合うかもって事で書棚もといCD棚にブツを探しに。

因みにコレですな。

で、探したけど見つからない。リスト落ちか~(今後聞かない可能性の高いCDを人に上げたりオクる事)。

で、ふと目についたのがコレ。

これはとてもイイアルバムなんですが、ま~今回のBGMにはどうか。サックスとピアノのデュオですし、JAZZで雰囲気は良いんですが、聴き入ってしまうと言うか、BGMには申し訳ない内容なモンで。

がしかし、JAZZとな!、でピラめきました。

これこれ、コレがあ~るじゃ、あ~りませんか。

ジャケ小さくてすみません。(写真が無いのよね~珍しいモンでね~。)

チェット・ベイカーって言えばJAZZでは大御所さんですが、トランペッターなのに一番売れたアルバムが歌物(本人が歌ってます。)って言いう事で知られたアーティストです。(逆に言うと”歌”でもイケる。)そのベイカーさんのクリスマスアルバムがコレ。

コレ、チェット・ベイカーFANでも知らないかもしれません。1986年に録音されたアルバムですが、数あるベイカーさんのアルバムの中で埋もれている、ま~よっぽどのマニアでないと手を出さないレベルかも知れません。

で、なんで持ってるの?って事ですが、レコ店でかかってたんですね~。担当者の方と親しかったんで、内容を伺って買ったかと。レア物には弱いしね~。

おかげさまで場が締まったと言うか、とてもいい感じで一人満足気でした。コーディネートは”こうでねぇと”とか誰も聞かないバカジョークを飛ばすほどのゴキゲンだったかな。

来年、機会があったら皆さん、是非使ってください。

更新日時 : 2011年12月25日 | この記事へのリンク : 

タルカスが大河ドラマを盛り上げる!?

いや~驚きました。ここ数年、NHKの大河ドラマは11月最終週に最終回を迎えておりまして、とりあえず賛否両論ありました「江」を見ました。たまプラーザ、あざみ野がその昔、”江”さんの化粧領(いわゆるお小遣いを稼ぐトコロ)であったこと、あざみ野4丁目の満願寺に位牌があることは自分の周辺では有名な話で、賛否あるもののとりあえず見てきました。

で、やっとこさ最終回で来年は”平清盛”なんでして、出演者とか既に始まっているロケとかNHKで見て知ってましたが、”江”が終わって”平清盛”の番組宣伝が始まった途端、BGMにビックリですわ。

「タルカス」ですよ「Tarkus」、え~え~プログレだから皆さん知らないかもしれませんが、エマーソン・レイク&パーマーの超有名曲・・・・っても知らないっすよね・・・・新幻魔大戦のサントラとか手掛けたキース・エマーソン、ASIAの1983年の日本公演でベース&ヴォーカル取ったグレッグ・レイク、同じくASIAのドラムのカール・パーマーさんが組んでいたバンドですよ。(あ~ここまで説明いるんかいな~)

大河ドラマで何で「タルカス」?????1980年代には世間から”暗い”、”長い”、”重たい”と三重苦の避難にさらされ、TVはおろかFMでもめったにO.A.されることがなかったプログレが、TV視聴率で20%を叩き出すお化け番組のBGMですかぁ~~~~。

驚いたのなんのですが、ちょっと聴いて、答えが出る前に合点が行きました。それがコレですな。

コレ、ちょっと知っている人は「あれ~リマスターとかでジャケットデザイン変わったのかなぁ~」てな印象かもしれません。

いえいえ、オリジナルはコレで当時と全く変わっていません。

って言うか、知らない人が見たら同じですな。

で、上のCDは管弦楽で「タルカス」を演奏する企画モノ。E.L.&P.が3人ならば、コチラは50人以上ではないでしょうか。

「タルカス」の管弦楽ヴァージョンが発売されること自体驚きであったわけですが、80年代、90年代と軽薄短小の世間の冷たい風にさらされたプログレFANはしぶとく、かつ忍耐強くなったわけで、70年代プログレ全盛期でも在り得なかった”クラッシック”界の方がプログレを演奏すると言うにわかに信じ難い事が起きたと思います。つまり、このCDを作った吉松隆さんがプログレFANでして、基本ロックなど見下しているであろうクラシックの演奏家の方々様様に演奏させるなんて大変なご苦労があったのではないか?。ちょっと言い過ぎたかもしれないが、吉松隆さんのご苦労もさることながら曲が良いってのが、ポイントでしょう。ビートルズや、ツェッペリン、パープル演奏するよりよっぽど楽しいはず。言ってしまうとクラシックっぽいんですわ。ロックだなんて言わないで原曲聞かせたら演奏する方もノッてくるんじゃないかと思いますね。

で、で吉松隆さんのアレンジとタクトが素晴らしい。クラッシックだとE.L.&P.の演奏のダイナミックさが損なわれる不安があったのですが、ちゃいますね~ホーンやパーカッションがドッカン、ドッカンかましてくれます。

で、結論ですが、”平清盛”の音楽担当は予想とおり吉松隆さんでした。

とは言え、番宣のBGMにいきなり「タルカス」使うってのが、ホントにビックリ。番組プロデューサーもプログレFANか?。いやいや、やはり曲が良いんですわ。プログレ云々カンヌン知らない人が聞けば良さが分かるってものよ。プログレ批判しやがった連中ザマアミロですわ。

更新日時 : 2011年12月20日 | この記事へのリンク : 

ジョン・ロビンソンを聴け!ロックインストの決定盤!!

ロックでインスト、つまり歌無しってのは、珍しいかと思いますが・・・・個人的にはJAZZロックだったり、プログレだったりするとその多くはインストだったりするので特に珍しいとは思わないのですが、一般的には珍しんじゃないかと・・・・、皆さんが思い浮かべるのはジェフベックでしょうか。第一期ジェフ・ベック・グループにはかのロッド・スチュワートが居ましたが、第二期はほぼインストで、ジェフに見合った超テクニシャン集合体がコレでもかとテクニックを見せつけ合う、ある意味JAZZ的展開でこれってフュージョンてな印象もあるかと思います。まあ~タイコがサイモン・フィリップスなモンでこれまた微妙な感じに拍車がかかると。

さてさて、そんなロックインストですが、ロックか?フュージョンか?の境目はやはりタイコにあるのではないでしょうか。

そんな事を強く思わせるアルバムがコレ。

ん、まぁ~ジャケはよく分からないと言うか、中身がイイだけに勿体無い。

 http://www.youtube.com/watch?v=cW6P32oXBCY 

ネイティヴサンと言うグループで、(これ日本にも同じ名前のフュージョンバンドあり)リーダーはかのジョン・ロビンソンであります。これまたヤヤコシイ名前ですが、ダンスシーンでレイヴと言うジャンルの第一人者の方で同じ名前のミュージシャンがいます(コチラの方には全く興味ありません。まあ、日本ではコチラの方が有名なんでしょうけど・・・)。

さてさて、我がジョン・ロビンソンさんはかのマイケルの「オフ・ザ・ウォール」でドラムを務めていた方です。コレですな。

まあ~言うまでもない名作(スリラーよりコッチが好き)ですな。確認の為、クレジット(バックメンバー表)をインレイで見てみたら、あらまあ凄い面子が参加しておりました。当時はマイケル以外は知らなかったはずですが、今はその豪華さに溜息が出ます。ギターはラリー・カールトンだったり、キーボードはグレッグ・フィリンゲス(スティーヴィー・ワンダーやクラプトンのレコーディング、ツアーメンバー、近年のTOTOのツアーメンバー)、ボビー・ワトソン(チャカ・カーン&ルーファス)、ルイス・ジョンソン(ブラザース・ジョンソン),ジェリー・ヘイ(シーウィンド~業界随一のホーン(管楽器)屋さん、日本でもユーミンや小田和正、角松敏生などお世話になっている方数知れず)、ワーワーワトソン(モータウン、テンプス他)、デヴィッド・フォスター、スティーヴ・ポーカロ(TOTO)、ジョージ・デュークetc.

名盤なわけだ。

で、ジョン・ロビンソンさんですが、オフ・ザ・ウォールの時点で知っている訳ではなく、その存在というか、名前を忘れない程のインパクトを受けたのがコレ。

また、出た!でしょうか。

前半の5曲ぐらいをロビンソンさん叩いています。

シングルカットされた「ブルー・ウォーター」でのバスドラのタイトなリズムと躍動感あるオカズによるグルーヴ感といったら素晴らしいの一言です。実はこの時もまさかあのオフ・ザ・ウォールで叩いていたとは知りませんでした。(と言うか、ネイティヴ・サンのCDを今年買って知った。ははっ)

で、時を経て2011年上記ネイティヴ・サンの「サン・トーク」発売。おおっ、ジョン・ロビンソンさんがリーダーではないか、評判も良いので購入。ギターがマイケル・トンプソン(90年代のファースト・コール~マドンナ、マライア・キャリー、デヴィッド・フォスターのお抱えギタリスト)、ベースはオフザウォールでも一緒のボビー・ワトソン、キーボードがモ・プレジャー(マイケルのThisIsItのメインキーボード)と錚々たる面子がメンバーの”バンド”です。

ジョンとマイケル・トンプソンさんは色々ご縁があると(バッキングで一緒に呼ばれること多い)思いますが、近年再発された”マイケル・トンプソン・バンド”(バンドと言いつつ、ソロプロジェクト)で何曲か叩いています。(他にテリー・ボジオ!とか叩いています。)この”バンド”は参加メンバーでAORでくくられること多いのですが、どちらかと言うとメロディック・ロック(昔で言う産業ロック)で、ヴォーカルをリチャード・カルホーンさんがとっているんですが、この方、先日このブログで取り上げたジェフ・ポーカロProduceのバンド「TheStrand」で歌っていた方です。マイケル・トンプソン・バンドはコレ。

http://www.youtube.com/watch?v=pJKMpq9Ajck

え~しがらみが多くて長くなりましたが、本題の”ネイティヴ・サン”ですね。

メロ良いです、構成もソロパート取り過ぎ(フュージョンの良くないトコロ)なくまとまっています。歌なしでここまで聴かせるんですから相当なものです。

ジョン・ロビンソンさんのタイコについては、音大きいです(自分としては丁度よい)、オカズ多め(自分としては丁度よい)かつ効果的なかっこ良いフレーズ連発で大変素晴らしいです。グルーヴ感ある上に曲をロックとして(例えばコージー・パウエル)有無を言わせず成立させるダイナミズムとかっこ良さがあります。近年、ロックドラマーでは、この方とジム・コープリーさんが双璧ですな。

更新日時 : 2011年12月16日 | この記事へのリンク : 

NHK「SONGS」今回は矢野顕子&上原ひろみ

いや~TVの力はすごいと言うか、百聞は一見に如かずと言うか、NHKのSONGS」見て早速ブログって事で。まあ~それ以上に矢野さんが凄いんで“パッと”ブログネタが頭に浮かんでくるという。元々彼らが凄いのは分かっておりましたが、いや~感動しましたね~。

矢野さん上原さんはもう7年近い個人的親交があって、共にほぼアメリカ在住ってこともあり、天才同士が惹き合うと言うか、必然と言うか。・・・・なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、お二人は天才的な女性ミュージシャンで、世界的な活躍をするアーティストという共通点がある友人同士。ピアノに対するこだわりも同じくらい深い。まあ~普通ミュージシャン同士のコラボは自然かもしれませんが、同じ楽器ってのは、ある意味ライバルでもあるし、そもそも感性なんて個人個人違うから合わせるもの本来難しいのではと思うんですが、逆に通じるものがあると怖いくらい一体感あるコラボになるものだと、凄いモンです。

さすが天才のやることは違うと言うか、凄いとしか言いようが無いんですが、日本のミュージシャンで個人的に“こいつは天才だなぁ”と心から思える人って矢野顕子ぐらいじゃないかと(2011年今現在)思ってまして、改めて今回も再確認。

技術は練習鍛錬で上達できますが(上達限度に個人差はありますが)、磨かれた感性とその表現力は練習鍛錬では如何ともし難いと言うか。もちろん表現力には技術力が多大に貢献をするわけですが、多くの方は技術力に頼って表現しようとするケースが多い(例えば技術の見せびらかしに終わる場合)。何故せっかくの技術を表現の幅を拡げる方向に使わないのかなぁと思わせる場合が多く、やはり機械の性能をあげてもそれを操る方の問題だと思わざるをえないですよねぇ。

発想力と言い換えても良いかもしれませんが、上原さんも技術立脚の上にアイデアが面白い。彼女もTV(またまたNHKですが、自分が見るTV時間の90%はNHKです。)で拝見してAmazonポチでしたが、JAZZロックテクノとジャンルを跨いだ楽曲と演奏に「おおっこれはっ!」となりました。

SONGS」では矢野さんの「ラーメンたべたい」(なんでも山下達郎氏に日本で一番“食べ物”が歌詞に登場してくるアーティストと言われた)をデュオでやってましたが、イントロなどのモチーフにマイルスの「SoWhat」を使ってきて驚かされました。速弾きさせれば上原さんの方がお上手(トンデモナイレベルの話です)かと思いますが、一聴したところでは即興的アイディアではやはり矢野さんに一日の長があると言うか、間奏の持って行き方の流れは矢野さんが発信して、矢野さんの演奏に包まれて上原さんが暴れまくるという感じを受けました。よく聴くと二人の丁々発止が凄いことになっているんじゃないかと思います。それでいて、リズムがピタリと合ってキメがスパスパとキマって行くんですから感動。

先日、9月に行われた二人のライヴがCD化されまして、それがコレ。

まだ買ってません。「SONGS」で3曲やったの録画していますので、当分はこれでいいかな。

更新日時 : 2011年12月06日 | この記事へのリンク : 

TOTOファン必聴です!。

え~またか!かもしれませんが、(またまた!待ってました!!かもしれません)まあ~好きなもんで。(笑)

コアなTOTOファン(つまりこだわりの深いファン)には、TOTOのメンバーがスタジオミュージシャンだった事もあり、プレーヤー志向の方が多いのではと思うのですが、如何でしょうか。(バンドでなにか楽器をやられている方がTOTOの音を耳にするとテクニック的・運指的なことだけでなくコード進行やメロディ、ハーモニー、アンサンブルなど総合的に・にとても参考になることが多いので好きになる傾向が多いかと)

かく言う自分もタイコ叩いていたりする・・・・自分の場合はTOTOを聞いて楽器をやりたいと思ったんですが。

で、何が言いたいかというと、そういったTOTOファンはメンバーの誰それが更に気に入っているといった展開になります。どういう事かと言うと、TOTOだとスティーヴ・ルカサーが大好きで、TOTO以外にもルカサー・・・と言うかこの場合”ルーク”と呼ばれる・・がバック参加しているアルバムも聴いてしまわない無いことには満足しない。・・・・例えば、サザンが好きでギターの大森さん(元サザンですが)がサザン以外のアルバムでギターを弾いていたとして、そこまで追いかけるかどうかですね。B'zの松本さん辺りでも他に参加したアルバムまで追いかけられるかどうか・・・・どうなんでしょう。

これがですね、TOTOになると、ルークもそうなんですが、ドラムのジェフにしても、Keyのデヴィッド、もう一人のスティーヴ(ポーカロ)にしてもですね、スタジオ・ミュージシャンかつファーストコール(何百、何千のアメリカ、イギリスの演奏家の中から、歌手などがバックの演奏を頼みたい時に”最初”に声を帰る人達の事。例えばマドンナとか、マイケル・ジャクソンとかが演奏してくれと声を最初にかけるって事ですね。)なモンで、レコーディングの数も千以上あるわけですが、そこを追求するファンが居るわけですわ。マニアですな。切手とか、ミニカーとか集めるマニアと変わらないですよね。

で、そのメンバーの中でもルークとジェフの人気が高くてですね、追っかけファンのホームページまであったりします。

その世界的ドラマージェフリー・ポーカロさんプロデュースのアルバムがコレ。

存在は何年か前から知っていましたが、ジェフが叩いているわけはないし、ドラマープロデュースってピンとこない。AOR評論家のN氏が”B級バンド”とAOR紹介本のディスレビューで書いていたし、CD化もされていなかったので、聞く機会がありませんでした。

で、最近CD化されたのを知って手に入れてみました。マニアですから(笑)。

百聞は一見にしかず、もとい一聴にしかず。

B級バンドと言われれば、う~んそうかもしれませんが、コアなTOTOファンは必聴でしょう。ジェフのファンなら、も~~~~~~手に入れましょう。

音作りがですよ、TOTOですよ。それもサード、「ターンバック TurnBack」辺りの雰囲気たっぷり、ってか、ジェフさん叩いていませんか?ルークさんお手伝いしてませんか?てな感じですわ。

http://www.youtube.com/watch?v=RspL_tzbXyY

ジェフのプロデュースってこういうことかぁって思えばイイコトかもしれませんが、とにかく”音”がそっくり同じですよ。もしかしたらジェフのタイコ借りてませんか?とか、ホントに聞きたくなりますよ。

楽器の構成もギターの長音符でのフレーズのバッキングにシンバルレガートでリズムを刻んでアクセントは(スネアではなくて)ロータムなんて間奏など、某アノ曲の間奏と一緒(メロ自体は違いますよ。)、音も一緒ですから”え~”って感じですよ。

この”え~”が、どうゆう事かというと、パクリ剽窃の”え~真似っこじゃん!”の”え~”ではなくて”え~ビックリ嬉しい~”の”え~”だったりします。メロはパクってませんからね。(って言うか本家がプロデュースですから。)

シンバルの使い方とか、ジェフそっくりなんですけど~。

で、で、さらに極めつけは、ハーフタイムシャッフルの曲が登場!。これはめったに聴けません。思わず、「おおっこれはっ!」って心で叫んでしまいました。まあ~そっくりとはいえ、メロやフレーズそっくりパクっているわけではありませんし、「真似じゃん!」と言われようが、この演奏を出きるテクニックを認めないわけには行きませんし、誰がなんと言おうと「これはいいゾウ~」と声高に言いたい私だったりします。

http://www.youtube.com/watch?v=1BG8RBDeJ9c

TOTOバカ(マニア)の友人に早く聞かせてどんな反応するか今から楽しみです。

更新日時 : 2011年11月28日 | この記事へのリンク : 

近年最もTOTOエアプレイ好きを満足させるサウンド

え~TOTO、エアプレイと言えば熱烈なFANが多いAOR~アメリカンロックの代表的なグループです。(言うまでもないか、)

10年前くらいからAOR系のアルバムのリイシューが盛んになり、元々AORが洋楽シーンを一世風靡した実績のある日本ですから、それなりに売れてその系統のアーティストの新作などもリリースされておりまして、世界的に見ても日本ほどAORシーンが確立されている国は無いのではないか、と思います。(とは言え、この作品はスウェーデン発だったりして、自国のアーティストがAOR作品をリリースするかどうかでは?。あくまで洋楽シーンの話)

で、やれTOTO風です、エアプレイもビックリなど、まあ~色々な宣伝文句で多くのリイシューや新作を聞かされてきましたが、だいたいが「まあまあかなぁ~」、「それなりに良いかも」、「よしとるすか、」、「粒は揃っているが図抜けた曲は無いか」などなど。やはりTOTO1stやエアプレイ唯一のアルバムが孤高の金字塔なモンで、まあ~比較される方もつらいか。

とは言え、そこら辺の洋楽とは雲泥の差(ちょっと言いすぎですが、まあ好みの問題って事で)のクオリティとセンスを持ったアルバムばかりなんですけどねぇ。

で、コレを「TOTO+エアプレイ+スティーリー・ダン=・・・」なんて毎度の謳い文句につられて買いましたわ。

そうそう、それと、こんなマイナーCDなのに読売新聞のディスクレビューに掲載があったもんで。

ジャケからして食えねぇなぁ~って感じでしょ。

だが、しか~~~し、1曲目からいきなりキラートラック登場!。

シャッフルですよ、シャッフル。TOTOファンの耳がダンボになりますね。それっぽい懐かしい音シンセとそれっぽいコード進行のイントロでがっちりと掴まれてしまった感じです。

美メロですし、ハイトーンのサビにコーラスが被ったりと王道です。

http://www.youtube.com/watch?v=myhR1lH3-c4&list=UUGlYfb4v3SmOiDPKYB3ySfw

2曲目以降も基本、捨て曲なしのステ(キな)曲オンパレード。ホーンセクションのかぶり方かたからギターのバッキングと当時の雰囲気たっぷり、おまけにドラムがちょっとポーカロ先生を意識しているか、と思わせるフィルが・・・ただ、ドラムの音については今風というか、ちょっと音の作り方が機械っぽくて迫力に欠けております。

http://www.youtube.com/watch?v=j17qt_90Q9c

で、まあ~ここまで褒めちぎっちゃいましたが、後半はちょっとダレてくると言うか、少々飽きがくると言うか。

CDになって収録分数が増えて、ボーナストラックとか曲数も多くなった弊害かと思うんですが70分フル収録しようとすると、やはり収録曲のクオリテイに差が出てきてしまい散漫な印象を聞き手に与えがちじゃないかと。

ここはカチっと9曲ないし10曲に絞ってですねまとめた方がアルバムとしての印象もずいぶん違ってきて、名盤ともう一歩の違いになるような。かのTOTOの一枚目だってレコーディングまでしてボツになった曲があるんですから。(ボツ曲の存在は当時のライヴで演奏していたり、その後の別CDに収録されたりして陽の目をみている。)

この点は90年代以降の新作にはだいたい当てはまりそうな気がします。

更新日時 : 2011年11月20日 | この記事へのリンク : 

ダンスクラシックの名盤~リンダ・ウイリアムス

近年、洋楽でも新作には興味がなく専らリイシューばかり漁る感じで(何度も言ってます)、その中でもブログ書くまでに至るブツばかりなんて楽しすぎる展開になったら凄いですが・・・・まあ~そこまで行かずともまだまだ聞きどころある隠れ名盤があるものだなぁ~と日本の情報力とリイシュー・パワーは凄いなぁと感心ですね。

そんな、最近のリイシューでのブログブツがありましてそれがコレですな。

指パッチンしそうな感じで”お控えなすって”ポーズがよく分からないリンダさんですが、配色など好感度高いジャケットがそそります。

「Elevate Our Minds」ってのがダンスクラシックの名曲だそうで、コレを試聴して即買いだったんですが、コレが素晴らしい。イントロでピアノがコードでリズムを作ってドラムが絡んでいきなりコーラスで決める展開などあの”ナイトフライト”にも匹敵するんではないかと思わせる名曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=YO1vv8d6xyM

たまたまネットで試聴した時に子供がそばにいてもう一度聞きたいって言うから聞かせたら「もっともっと」って感じになり、面倒なのでPC前に座らせてクリック方法教えたら何十回とやってました。その側で末娘が踊っていたりして、2歳にしてクラブデビューか?(笑)。

この曲だけでなく、1曲目からイケてるメロウ系ソウルダンスナンバーがずらっと並んでおり全体的なクオリティも申し分なしです。後半7曲目以降が”普通”のポップスっぽくなって(個人的に)クオリティダウンでちょっと残念ですが。

発売も1979年ときてますんで、納得ですね。

リンダさんは、ナタリー・コールのヒット曲の作者でソングライティングの才能もある方なんですが、リンダ・ウイリアムス名義ではこのアルバムが唯一で、他はあまり目立った活動はしていないらしいです。

それでもこのクオリティですから、もう何作か作っても良ったんではと思いますよね~。1979年といい、ダンスクラシックといい、まだまだイイモノは埋もれているんだなぁと実感させる1枚でした。

実はこの盤も韓国でリイシューで、それを輸入して国内の帯と解説をつけたモノになっています。驚いたことに韓国語の解説まで入っています。

日本では発売の許諾が取れなかった作品も韓国では許諾が取れる展開には、私企業のみで限界がある日本と政府のバックアップが芸能業界にもある韓国のとの”お国柄”を感じないわけには行きません。日本の政府のバックアップと言ったら、輸入盤の輸入制限導入など大手レコ会社の私腹を肥やす為だけの音楽ファンを無視した話くらいで全くお寒い限りです。

更新日時 : 2011年11月13日 | この記事へのリンク : 




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