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ウィ・アー・オール・アローンのバックはTOTO

え~タイトルを見て「そんなコトは分かっておるわい」と思った方、そ~なんですけどね、ままっちょっと話を聞いてくださいな。

有名なこのアルバム収録のチョー有名曲「ウィ・アー・オール・アローン」です。

何を言いたいかと言うとTOTO(まぁ~”またか”ですが・・・・)の演奏曲で最も”スタンダード”な曲がコレだと。

スタンダード・ナンバーと聞いて皆さんはどんな曲を思い浮かべますか?。ビートルズですか?オリヴィア・ニュートン・ジョンですか、エルトン・ジョンですか、それともルイ・アームストロング?、エルヴィス・プレスリー?、ビング・クロスビー?。要は誰でも知っている”良い”と曲かと思います。

その昔誰だったかが、「記録より記憶に残る◯◯」なんて事をおっしゃってましたが、まさにそれですな。語り継がれる名曲とでも言いましょうか。CFで使われる、ブラバンで演奏される、って事が何年も続くってことですね。もっと言うと”洋楽聞かない人”でも知っている。

例えば「イエスタデイ」、「ファット・ア・ワンダフル・ワールド」、「アンチェインド・メロディ」etc.

「ウィ・アー・オール・アローン」もそれに入るんじゃないかと。

で、それのバックがTOTOですよ。(ルーク居ませんが、よしとします。)凄くないですか。かのBeatles以外でスタンダード・ナンバー演奏した”ロック・バンド”居ますか?。ジミーペイジやジミヘン、リッチー・ブラックモア、ゲイリー・ムーアでさえ到達できない境地ですよ。

え?大げさですか。でも、カラオケで「Burn」とか「PurpleHaze」とか「StayaweyToHeaven」とか歌ってもオジさんオバさん洋楽知らないモロモロの方々にウケませんよ。「ウィ・アー・オール・アローン」ウケますよ。

今回は誤解を招きそうな内容なので言葉尻に気をつけようとは思っていますが、勘違いさせても怒らないでね。

そもそも個(個性)が大事とか、マニア受けな話をする場合が多いこのブログで一般ウケが凄いってどうゆうこと?とツッコミが入りそうですが、真に凄いコトってマニアウケも一般ウケも関係ないと、言う事です。

ボズ・スキャッグスで言えば、「ウィーアーオールアローン」より好きな曲いくつかありますよ。でも、でもスタンダード・ナンバーになりうる曲のパワーには尊敬というか、平伏してしまう力があるというか。神々しいというか。

そもそもポピュラー音楽はある意味売れてナンボですから、ある程度は売れないと話になりませんが、初めから”売ろうとして作った曲”はスタンダード・ナンバーにはなりえません。商魂入れちゃあダメなんです。(個人的意見ですよ。)

多分TOTOがバックでもっと売れたアルバムはかのマイケルの「スリラー」ですよ。スタンダード・ナンバーありますか?。「BeatIt」みんな知ってますか?。サザンの「TSUNAMI」ちっとも良いと思いません。「いとしのエリー」の方がよっぽどスタンダード・ナンバーですよ。”一生懸命作ったから買ってください”と”喜びそうな曲作ったから買え”では天と地以上の差があります。(個人的意見ですよ、個人的)

更新日時 : 2012年04月01日 | この記事へのリンク : 

TOTOの「OnTheRun」

え~またまたTOTOネタですが、昨年のTheStrandに続いてジェフネタってコトですが、今回も驚きでした。

ヤフオクで探しものをしている時に見つけたんですが、こんな映像あったんですね~。まあ~映像どころかモントルーJAZZフェスに出ていた事自体記憶にありませんでした。(基本知っていたはずなんですが・・・・年ですな。トシ)

まあ~所謂パイレート盤ってコトなんで、画質はまあそれなり(多分TV放映のコピーで91年と言う事を考えると荒い)なんですが、映像見れば”長生きはするもんだ”状態ですな。

’91年のモントルーJAZZフェスと言うとかのマイルス・デイヴィス最後のモントルーとして記憶に残るイベントですが・・・・そういえばジェフとマイルスが亡くなったのは同じ年だったんですね。なんとなく当時の事は覚えていますが、そういえばそうだったって感じです。まさか、TOTOも出ていたとはねぇ。

JAZZフェスってコトでオープニングのバンド紹介がクインシー・ジョーンズさんで、マイルスの時もそうでしたが、今回のモントルーはクインシーさん仕切りなんだなぁと思いましたね。

で、1曲目が「OnTheRun」。これが、アルバム「TOTOXX」に収録されていて、当然解説書読んでいるんでモントルーに出ていた事は読んだはず・・・・ははっ。オリジナルアルバム未収録ナンバーでオープニングを飾るのにふさわしいノリノリ&キメキメのロックンロールナンバーで、これが素晴らしい!。ホントに良いです。

当時の最新作が「KingOfDesire」なんですが、正直個人的にはイマイチな印象がありまして、今回この機会に聞き直しおましたが、リスト落ちかぁって位イマゴ。TOTO名義では無くてルーク名義にすればまだ許されますが、これはイカン。ルークもジェフも”ジミヘン”ファンなのですが、君たちが”ジミヘン”することは要らない。思い出せば、買った当時もアルバムの中の1曲だけ聴くためにドライヴ用カセット編集しましたモン。その曲が「Jake To The Bone」でインストですよ。このアルバムに限ってはルークの歌要らん。って言うか、曲もどれもコレもひっかかりません。「Jake To The Bone」とタイトルトラックの「King~」くらいですわ。

当日の様子はYouTubeで見れますが、肝心の「OnTheRun」がありません。

http://www.youtube.com/watch?v=FzqIk3VYyWM&feature=related

で、当時のライヴで演奏した「OnTheRun」。なんでこんなにイイ曲をアルバムに収めんかった?。もちろんグルーヴィなシャッフルナンバーですからルークが「ココは一つ、シャッフルは敢えて止めよう」って言ったのか。それにしては「OnTheRun」でルークさんノリノリではないですか。

または、せっかくモントルーに呼んで頂いたので、「ココは一つ新曲でも持っていくか」。で、ちょっとスタジオに入ってセッションしたら出来たみたいな。まぁ~彼らの実力からするとそんな話はいくらでも転がってそうですが。

いずれにしても「King~」のアルバムは聞いて腹が立つが、「OnTheRun」は超ご機嫌になります。ただ、確かに構成は詰が甘い感じがしますが、ライヴですし、デヴィッドがTOTO結成20周年記念アルバムに収録するくらいですから、本人達も”良い”と思っているんです。そのアルバムはコレね。

メロ良し、ノリ良し、言うことありません。ルークのギターソロは音数が少ないほど良いというのが世評だったりしますが、この曲でのソロは音数多いのにメロディアスで、なんでこんなソロできるの?ッつう位素晴らしいです。気持ち良いくらいキメキメがキマっております。その点、ちょっとフュージョンっぽいんですが、やはりモントルーを意識しているなぁと思います。

と言うか、全体的にフュージョンという印象を受けまして、今後この方向性で行ったら面白かったかもと思いましたね。その方向性もありかもと判断してジェフの後任がサイモンってのも納得いくかなぁと。

画質はそれなりですが、音は良いです。ホント良いです。出来ればCD化希望って位。

それにしてもジェフのグルーヴはどうしてこうも気持ちいいんでしょうねぇ。つくづく思いました。また、「King of desire」からタイトルトラックと「Jake To The Bone」(要は個人的に本アルバムのベスト2曲)を演ってくれたのは嬉しかったですね。と言うかこの曲のライヴ映像を見れるとは(凄い)、って感じです。他に注目点は「Africa」。ライヴの頭からコンガがやたら目立っているなぁ~「Africa」やるんだろうなぁ~と思ってましたが、問題はレコーディングの終わりがフェードアウトの場合のエンディング処理なんですね。(TOTOはそこんところもお上手で前年のパリライヴの「ロザーナ」のエンディングがエラくかっこ良い)で、普通「Africa」といえば日本公演だとかだと、ほぼレコーディング同様にシーケンサーのフレーズにコンガが絡んで2小節くらいでストンと終わるんですが、今回は”タッタンタ!”とユニゾンで終わった後ジェフとコンガの掛け合いが2分くらい続く展開に興奮!。もしかしてコレってドラムソロ??ってなると驚愕なんですが、(ジェフはドラムソロをやらない事で有名。インタビューとかで公言して実際ホントにやらない。こんな人他に知りません。)まぁ~それは大げさですな。でも、貴重なエンディングには間違いありません(えらくマニアックな話ですみません。)

しかし、ホントこの人達お上手。グルーヴの一体感とかなり難しいフレーズのキメが驚くほどスムーズにスラスラと進んで行くのは”見応え”ありました。

この1月後にジェフは亡くなってしまうので、ホント貴重かつ感動な映像かと。ちょっとジェフが肥えていたのが気になりましたけどね。

更新日時 : 2012年03月25日 | この記事へのリンク : 

伊勢正三~風~海風

え~先日ご紹介の小原礼さん尾崎亜美さん夫妻の番組「MUSICA」のイベント続きです。

その後、次の放映も同じライヴイベントの続きでして、こちらもやっと録画が見れまして、いや~スッごい楽しめました。

多彩なゲストなわけですが、最も感動は伊勢正三さん。かぐや姫の大ファンだとか、そういうわけでは無いんです。風の「海風」と言う曲のファンって事で。

風といえば一般的には「22歳の別れ」かと思うんですが、アルバム「海風」を初め、その後の伊勢さんのソロアルバムはフォークと言うよりは山下達郎さんなんかに近いAOR~シティポップなんですね。ですんで、フォークって括りだと残念ながらこのブログでは多分取り上げる事は無かろうかと思います。

で、もちろんハナからシティポップを期待していたわけではないので、伊勢さん登場して1曲目が(お約束の?)「なごり雪」だったもんですから”ながら見”(本読みながら)ですわな。

で、で、突然、尾崎亜美さんがシャウトし始めて「?なんの曲??」と本から目を離しかけて歌詞が「う~みかぜ~」と聞こえてきて「え~~~~」と驚愕ですわ。

イントロのガット・ギターのフレーズがめっちゃカッコイイ。グル~ヴィ~で、も~”ク~たまらん”って感じですが、どうしてこんなフレーズ作れるの?とホント驚きです。数ある洋楽のクラブナンバーでもそうは無い出来です。このイントロだけで、個人的名曲入りですな。以後の展開もですね、これが素晴らしい。どうしてこうゆう曲があの時代に日本人で作れるの?と思ってしまいます。

で、今回の演奏面子ですが、尾崎亜美さんと佐藤準さんが鍵盤、ドラムが屋敷豪太さん、ギターが是永巧一さん、ベースが小原さん。

いや~この曲聴く為にライヴに足運べば良かったなぁと思わせる演奏も凄かったです。で、この曲とても難しいんです。これだけの面子が目配せしてキメの確認を何度もするほど、フュージョン真っ青のキメキメがバシバシです。3回は繰り返して見ちゃいました。

ま~「海風」のライヴ見れるなんて長生きはするもんだと、其れ位驚きと感動でした。

アルバムはこれね。

イイジャケでしょ。帯もいいんだなぁコレが。”風”じゃないですよ、”kaze”。

さてさて、他のゲストの話ですが、デーモン小暮さんがパープルの「Burn」(バックは「海風」と一緒。屋敷豪太さんが叩くとは驚きでした。譜面見ながらですが、キッチリ叩けているところは流石です。(でもハードロック系じゃないのが分かる)

海風のYouTubeありましたが、別の演奏です。

http://www.youtube.com/watch?v=EckrOhzHMA8

前回感動の鈴木茂さんと林立夫さん、小原さんのトリオでヤードバーズの「ストロール・オン」演ってました。この曲の時代はベックとペイジが在籍していた頃ですが、ペイジ色ありありで、後のツェッペリンを思わせるトコロが興味深かったです。

更新日時 : 2012年03月18日 | この記事へのリンク : 

Tuomoトゥオモ・・・・現代のスティーヴィー・ワンダーか?

フィンランドの方だそうです。色の黒い人じゃないそうです。驚きですねぇ~。

2007年発売なモンではや5年も経ってますが、個人的には5年前なんて超最近ですわ。(仙人状態ですな。いかに新譜に疎いか。まるで山ん中・情報離れ小島・にいる”仙人”みたいだと言う意味、または年取って記憶力が衰えて数年の記憶が混濁で、ある意味数年前の事が最近のように思える”仙人”状態のこと)

トゥオモでした。あるAOR評論家が褒めていたので購入。Amazonでも大絶賛です。

やはり70年代のソウル~ニューソウルを強く感じさせる素晴らしい出来です。この方は”若い”ので先日紹介のダヒーチーに比べると最近の雰囲気も混ざっていて新鮮な感じがします。ジャミロクワイが出てきた時は、こりゃースティーヴィー・ワンダーのパクリじゃあ~りませんか、と思いましたが、この方もスティーヴィー・ワンダーっぽい評価がされておりますが、そこまでアクが強くないように思います。時折あれ、スティーヴィー?ってトコありますけどね。

元々はJAZZバンドでピアノ弾いて欧州の音楽祭とかで最優秀賞取った実力者だとか。作曲と歌がこれだけのモノですからそこはスティーヴィーって感じですな。

ダヒーチーの時にも思いましたが、音が凄くイイんですね。いくら70年代録音の物をリマスターしましたと言ってもやはり当時の録音だなぁと言うことを感じるくらい最近のこの70年代を強く感じさせる”新作”には録音技術も”新作”であることを思わずにはいられません。

YouTubeありました。

http://www.youtube.com/watch?v=AjkfXeQ7M20

更新日時 : 2012年03月11日 | この記事へのリンク : 

イアン・デューリー・・・びっくりファンクな名曲

まあ~驚いたことに探し歩記も100回を数えることに。思えば遠くに来たもんだ、じゃありませんが感慨深いですな。継続は力なりと言いますが、なんとか頑張って続けていこうかなと。

で、100回でこのCDと言うのもめぐり合わせですかね。

5枚組CDセット1,281円如何ですか?とまたまた廉価盤の話ですが、え~え~80年代を買いましたが、もちろん70年代も買いましたよ、コレですな。

で、車通勤で1枚目を聴きましたが、ツボハマな曲が出てきて拍手~パチパチパチ、流石70年代ですな。素晴らしい。

で、誰なんじゃいとクレジット見てビックリ。イアン・デューリーさんじゃあ、あ~りませんか。いわゆるパブ・ロックと言われるジャンルで存在は知ってはいましたが、聴くのは初めて。パブ・ロックってご存知ですか?。ニック・ロウ、Dr.フィールグッドらが代表なんですが、定義が「イギリスのパブ(飲み屋)で演奏されて流行っている音楽」・・・・これじゃあ、中身分かりません。イギリスのパブに行ったこと無いと分からないって事なんでしょうが、個人的なこれまでのイメージだとデヴィッド・ボウイなんかのグラム・ロック・・・・これも知らない人にとっては何g?なんて発想なんでしょうが・笑・・・・をより荒っぽくしたような、そんな感じでした。そもそもグラム・ロック自体もジャンル的には、どんな音楽か言葉にはし難いモンだし、それほど興味あるジャンルでは無かったから当然パブ・ロックには反応しない自分でした。

いや~食わず嫌いはイカンですなぁ。

イアン・デューリーさん初の全英No.1ヒットの「Hit Me With Your Rhythm Stick」って曲なんですが、メロウ・ファンクですよ。どこがグラム・ロックなんじゃい?って感じですが、この曲は必聴ですな。確かに歌い方はちょっとグラム・ロックのボウイを思わせるトコもあったりもしますが、イントロから耳が5倍くらいにはなります。

凡百のファンク、ディスコ、ソウルがぶっ飛びますね。刻み16ビートに涙チョチョギレのクールなリフ!。これはナイトフライトに匹敵しますな。も~~~~カッコイイ!。至福の3分40秒です。歌メロは正直ラップみたいだし、取り上げる内容ではないのですが、ギターやサックスのソロがとにかくクールでカッコイイ。カーステで娘の迎えの際に聞きまくっていたら「パパがカッコイイってこの曲大好き~」だって。いや~やっぱり70年代は深いですな。この曲がNo.1になるイギリスのチャートは素晴らしい。流石ビートルズ、クイーン、ツェッペリン、クラプトン、ジェフ・ベック、パープルらを排出するだけのことはあります。

因みにこの曲の作曲に関わったメンバーのチャズ・ジャンケルさんは後にクインシー・ジョーンズの大ヒット「愛のコリーダ」を作曲します。

で、イアン・デューリーさんですが、聴かずにいたのはこのアルバム・ジャケットが?なせいもあります。

有名なベスト・・・因みに「HitMe~」はオリジナルアルバム未収録・・らしいです。

男前なイアン・デューリーさんはコチラ。

肩が凝り性なんですかね。

さてさて、話は戻って5枚組CD70年代物ですが、この1枚目のディスクでは色々と発見が。

まづ、1曲目がノーランズの「ダンシング・シスター」ですわ。日本のオリコンで洋楽のシングルが1位を獲得したのは数年ぶりと言われた”奇跡”を起こした日本でも超有名曲ですが、オリコン1位を記録したのは1980年の9月。って事で本国イギリスでヒットしたのは70年代。まあこれは普通考えれば分かること。

「I Lost My Heart to a Starship Trooper」って曲が収録されていまして、いわゆるディスコナンバー、当時流行ったスペース(宇宙)モノ映画音楽をモチーフとした(例えばミーコの”スター・ウォーズ”とか)曲で取り立ててどうのこうではないのですが、歌っている方がサラ・ブライトマン。かのトヨタの高級車のCMなどで「TimeToSayGoodBye」とか歌って一世風靡したあの人かと。調べましたよ、同じだそうです。

80年代にマンハッタン・トランスファーが「ボーイ・フロム・ニューヨーク・シティ」って曲を全米で大ヒットさせましたが、このCDにはDartsと言う方々のヴァージョンが収録されております。もちろん原曲は60年代のドゥーワップですが、アレンジがマントラとほぼ同じなので、マントラはこのDartsヴァージョンをお手本にしたのではないかと。

同じディスクには「ロングトレインランニン」(ドゥービー)、「ダンス☓3」(シック)、「宇宙のファンタジー」(EW&F)、「恋の片道切符」(Eruption)、「幸せの黄色いリボン」(ドーン)、「イエローリバー」(クリスティー)など収録されていて、選曲はめちゃくちゃですが、楽しめました。流石70年代は深いってことですな。

YouTubeありました。

http://www.youtube.com/watch?v=V0tS-l27MYc&feature=fvwrel

更新日時 : 2012年03月04日 | この記事へのリンク : 

鈴木雅之のラブイズオーバーを聞いて

え~昨年録画してしばらくホッテおいた番組を見まして発見してしまいました。

番組はNHKの「SONGS」~鈴木雅之さん特集でした。この番組は年末にその年のオンエアからよりすぐりの回を集中して再放送してましてユーミンやら聖子ちゃんやら久保田利伸なんかをまとめて録画したんですけどね、最後になって見たのが鈴木雅之さんですが、正直この回が最も面白かったですね。鈴木さんおしゃべりも大変お上手で、音楽に対する造詣も大変深い。他の方の場合は自分の過去のヒット曲を必ず歌うんですが、鈴木さんのこの回は昨年出したアルバムからですが、全て他人のヒット曲でした。このアルバムのコンセプト自体が鈴木雅之さんが過去感銘を受けた曲を自ら歌う・・・・というか新たな命を吹き込むというか・・・。で、その選曲に対する思いがアレンジやヴォーカルに反映された素晴らしいアルバムかと思います。・・・・・まだ、アルバムは聞いていないのですが、この番組を見ての感想です。

で、その内の一曲がラブ・イズ・オーバーでした。まぁ~言うまでもない名曲ですが、鈴木雅之さんが歌うとどうなのか期待は大きくもちろん期待通りの歌いっぷりでした。素晴らしい。

で、まあ、それだけでも”ネタ”ではあったわけですが、今回の本題はココからです。

ロッド・スチュワートの「セイリング」ってしってますか?。知ってますよねぇ~もちろん。いい曲ですよねぇ~。”アイ・アム・セイ~リング”って歌ってみて下さい。そんでもって「ラブ・イズ・オーバー」歌い出しの部分”ラ・ヴィズ・オ~~ヴァ~~~”って歌ってみて下さい。

ハイ、分かりましたか。パクパクって感じですね。

な~~~~んで気が付かなかったかなぁ。どちらも名曲中の名曲だからリスペクトして”そんな事ないだろう”なんて先入観あったんだろうなぁ。

今回気がついたのは、鈴木雅之ヴァージョンのイントロのアレンジにありました。エレキギターが情感たっぷりに歌の出だしの”ラ・ヴィズ・オ~~ヴァ~~~”のところのメロをイントロでなぞるんですが、そこがホレ、「セイリング」しちゃってるわけですがな。原曲はそこんトコロ分からないように上手くアレンジしてるんですなぁ~。

http://v.youku.com/v_show/id_XMzQyMDA4Nzk2.html

「セイリング」はコレね。

名曲はやはり”歌い手”あってのモノですなぁ。

更新日時 : 2012年02月26日 | この記事へのリンク : 

120曲6枚組CD1,130円如何でしょうか。1曲10円以下ですな。

最近、Amazonサーフィンで見つけたんですけどね、コレ。

Amazonで1,129円ですわ。まぁ~学生の頃とかお金ない時はコレだけ安くても全曲吟味して悩んで買うんでしょうけど、時間が無い大人はとりあえず試しにポチットな。で、通勤途中にカーステで聞いて「こんなん入っているんだァ」と楽しむわけですな。

配信に対抗した訳ではないんでしょうけど、クラシックとかではもう10年前くらいから100曲どうのこうのってCDは出ていたかと思います。(理由は楽曲の印税がフリー・・・・確か50年だとか経つとフリーだったような?。あくまで法律上の話なんで国によって基準が違う。)

で、最近はJAZZとかでもそうですが、オリジナルアルバム5枚で2,000円とか色々昔の音源は安く手に入るようになりました。

コレ1,726円

コレ8枚組で1,211円

いずれも輸入盤ですが、内容はともかく国内盤の値段ってなんなの?って思いませんか?。

まぁ~言っても意味無いですけどねぇ。

さてさて、本題は最初の80年代120曲スーパーベストですな。収録曲を見るまでもなく想像付くのは120曲すべてがスーパーヒット曲は有り得ない。理由としては、発売元の版権の問題で収録できない曲、アメリカ、日本、イギリスほかでヒット曲が違う、編集者は多分オタクな人なわけでマニアックな選曲に走りやすい等。

ですんで、コレ6枚組で80年代はOKって思ったら大間違い。と言うか、結構マニアックな選曲でマニアは楽しめます。例えば「エノラ・ゲイの悲劇」(オーケストラル・マヌーヴァーズ・インザ・ダーク)とか。EMI系なのでイギリスのミュージシャンばっかりです。因みに誰でも知ってそうな大ヒットは「君は完璧さ」(カルチャークラブ)、「夢見るNo.1」(ブロンディ)、「ハングリーライクザウルフ」(デュランデュラン)、「ネバーエンディングストーリー」(リマール)、「サムライクイットホット」(パワーステーション)、「エヴリータイムユーゴーアウエイ」(ポール・ヤング)、「トゥルー」(スパンダー・バレー)くらいでしょうか。

こちらはSony系なので

「ロザーナ」(TOTO)や「ゴーストバスターズ」(レイ・パーカーJr.)、「フットルース」(ケニー・ロギンズ)、「マンイーター」(ホール&オーツ)、「ガールライクユー」(フォリナー)、「ジェシーズ・ガール」(リック・スプリングフィールド)、「テイク・オン・ミー」(a~ha)など収録。ワーナー系も入ってますな。ただ、何故かロザーナのイントロのドラムがカットされている(シングル・ヴァージョン?)

更新日時 : 2012年02月19日 | この記事へのリンク : 

MUSICA 音のおもてなし

久しぶりの音楽番組ネタです。

BS11で「MUSICA 音のおもてなし」ってのが放映されてます。

ホストは小原礼さんと尾崎亜美さん夫妻です。(お二人がご夫婦であることは、この番組で知りました。)夫婦でホストってのも珍しいかと思いますが、日本の音楽シーンを語るのに不可欠なお二人ですからゲストも色々と興味深い方が多く、話もとても面白いです。

とは言え、BSのチャンネルでもマイナーなBS11(すみません)ですからご存じの方いらっしゃるんでしょうか?。

で、自分はこの番組を昨年知ったのですが、開始から3周年だそうで、小原礼さんの還暦祝いも兼ねて昨年12月に豪勢なゲストを迎えてのライブが渋谷でありまして、先日その模様がオンエアされました。

まぁ~今時の若い方には誰?なんでしょうけど、ムッシュかまやつさん、大貫妙子さん、Charさん、奥田民生さん、南こうせつさん、等々。

で、その放映をみて、これは凄い!と思ったのが鈴木茂さんと言うか、バンドワゴンって言った方がしっくりくるかな。Keyに佐藤準さん、Dr.に林立夫さん、もちろんべースは小原礼さん。

まぁ~揃いも揃って還暦前後な方々ですが、いんや~素晴らしい。さすがに当時のキレは無いですが、雰囲気バッチリと言うか、そのまんまの音に超感動。「砂の女」って曲を演ったんですが、この人達じゃないとこんなサウンドは出ないだろうなぁと。キーを下げないでヴォーカルはちょっと苦しかったんですが、本気度が伝わってきて好印象。

YouTubeありました。

http://www.youtube.com/watch?v=lI2MwfMRc68&feature=related

アルバムはコレですな。

細野晴臣さんとか、年をとっても素晴らしいこの頃のミュージシャンってホント凄いっす。

「砂の女」の別の演奏です。

http://www.youtube.com/watch?v=MeyFIBWCn6Q

この日の演奏ではないですが、小原礼さんゲスト(時にホストがゲスト化する。奥田民生さんがホスト代役)の時に奥田民生&尾崎亜美で演った「月ひとしずく」(小泉今日子さんのシングル、作曲:井上陽水奥田民生)もとってもグーでした。

更新日時 : 2012年02月11日 | この記事へのリンク : 

JAZZかと思ったらAOR

え~ではこの曲を聴いて下さい。・・・・・って百聞は一聴に如かずって感じで、四の五の言う前にコレを聴けよ!と聴かせることが出来たらブログは不要なんですが、そう言いたくなる時もたまにあります。(YouTubeとか色々手段が有ることは存じてます。)

とりあえずYouTube付けてみました。

http://www.youtube.com/watch?v=oBxlxQdjneA

で、今回そう言いたくなったのがコレ。

世界初CD化ですよ、超名盤(ルビに”レア”と附ってごまかしておりますが)ですよ、完全限定生産で既に新品は手に入りませんよ、って帯が無常にも語っておりますが、参加メンバーの凄いことも”赤字”で・・・・なんか漢字で書くと縁起悪いなぁ・・・強調されて、おお、おおすげエェなぁと思いますが、とにかくこのアルバムの1曲目を聴かないことには話にならない。っつうかいきなりキラートラックですよ。1978年ですから”ディスコ”を意識してるんでしょうが、スゴ面子の切れ味抜群のキメがバシバシ決まるバックにソウルフルなボーカルとメロウなメロディが乗っかってノリノリ・ルンルンてな感じです。ロニーのクールなキーボードもいい感じで文句なしですな。

http://www.youtube.com/watch?v=3nYw6mk81G0 

2曲目は超クールなインスト・フュージョンでクールダウンには最適な配置でGood。以後はインスト続きますが、6曲目がソウル系AORの王道なヴォーカル・ナンバー3連発!。で歌モノは出尽くしましたが、最後のタイトルトラックまで駄曲なしで聴かせてくれます。

で、ロニー・フォスターさんとは?となりますが、ひとことで言うとBlueNote系のオルガニスト。大雑把にくくってJAZZですな。ですが、このアルバムはAORじゃないですか、AOR。次のコレ(1979年!)も同様に聴かせまっせ。

 http://www.youtube.com/watch?v=8BxXolM-_Yo

どっちも新品は購入するとしたらヤフオクかAmazonのマーケットプレイスで2500円(既にプレミア)位出さんと買えません。ですが、TSUTAYAのオンラインレンタルDISCUS(ディスカス)でレンタル出来ます。

な~んでJAZZ系の人がAOR?ってのがミソですが、この時期(1978年頃)はディスコ流行りで売れる音楽=ディスコだったので黒人JAZZ系の方々がソウル&ダンス系がお得意ってのにディレクターが目をつけてその手のアルバムを提案するとか、AORのアーティストにバックで呼ばれる(スティーリー・ダンとかね)経験を”ネタ”にアルバム作っちゃうとか、まあ~色々想像できます。

で、実はAOR界?で有名なのがコレ。

ご存知、ハーヴィー・ハンコックさんですよ。マイルス・デイヴィスのバックメンバーだった事や多数のソロアルバム、近年の東京JAZZのプロデューサーなどJAZZ界では知らない人が居ないと言われる”大物”です。一般洋楽FANには80年代の”ロック・イット”と言った方が通用するかと思います。その”ロック・イット”が1983年の「フューチャー・ショック」ってアルバムですが、コレはその前年発売。既にAORが世間的には下火になって、みんながAORを忘れかけた頃に出てきたある意味名作。ちょっと前にCD化されて今ではプレミア付いてマーケットプレイスでは9,800円の音(”ね”を変換したらこれだ。ホントは”値”なんだけどちょっと洒落てねえか。9,800円の音がするんかいな。するかも)が付いたりしてます。

コレ、正直言ってその上の2作に比べるとAORガイド本に載っているくらいですからホンマもんAORです。全編歌物でバックがこれまた素晴らしい面子で作られておりまして、素晴らしい出来です。ドラムの大半がジョン・ロビンソン(出た!)で、作曲の大半がロッド・テンパートン・・・マイケル・ジャクソンのメインソングライター、曲によってプロデューサーがジェイ・グレイドン、ナラダ・マイケル・ウォルデン・・・・ホイットニー・ヒューストン、シャニースなどのヒットプロデューサーですが、バカテクドラマーとして有名。だったりして、まぁ~スゴ!。特にジェイ・グレイドンのプロデュース曲はデヴィッド・フォスター、ジェフ・ポーカロらが参加!!って事でかのエアプレイ再結成じゃぁ~あ~りませんか。この点だけでもAORフリークには外せない作品かもしれませんが、全般的に文句のない出来です。いや、本人ハーヴィーさんのヴォーカル(3曲くらいある。)だけは差し替え希望。

http://www.youtube.com/watch?v=CmVVetY7cB0

http://www.youtube.com/watch?v=_TZcJsPnAXw

http://www.youtube.com/watch?v=iDbzn-9GVw0

しかし、ハーヴィー・ハンコックさんのアルバムと言いつつテンパートンだとか、グレイドンとか、ウォルデンとか居て誰のアルバム?って感じです。覆面バンドにしてジャケをそれ風にすればAORで十分売れたんじゃないでしょうか。翌年、180℃方向転換して”ロック・イット”ですから別に個人名義に拘らくても良い気がします。しっかし、ホント振り幅広すぎのハンコックさんですね。

更新日時 : 2012年02月10日 | この記事へのリンク : 

渡辺岳夫さんって知ってますか?。

さて問題です。以下のキーワードに共通する事はなんでしょう?。

「巨人の星」、「アタックNo.1」、「天才バカボン」、「アルプスの少女ハイジ」、「キューテーハニー」、「キャンディ・キャンディ」、「機動戦士ガンダム」

ハイ、答えは懐かしのアニメですね。正解!

じゃ、面白くもなんとも無いですね。

これらに「白い巨塔」を加えてみましょう。”懐かしのアニメ”じゃなくなりました。

答えは主題歌の作曲者が同じ人=渡辺岳夫さんです。

ビックリして椅子から転げ落ちませんでしたか?。

え~分かったんですか!。業界の方ですか?”レコードコレクターズ”の愛読者ですか?。

ま~それはイイとして、アラサー、アラフォーの方々でこの事実に驚かない人は少ないかと思います。ウソではありませんよ。

因みにこんなCDありました。

ね、ホントでしょう。

最近発売されたのがコレ。

3枚組で、その内の1枚はDVDでアニメのオープニングが収録されております。

事実だけで、他に何も語らなくてもよい説得力がありますなぁ。

とりあえず、飲み会のネタにでもしてください。

更新日時 : 2012年01月26日 | この記事へのリンク : 




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