当社の物件紹介や地域情報まで住むにあたりより親近感をもてるブログを目指します。
え~今年も早いもので仕事納めになりました。毎年恒例の今年の墓碑銘振り返ってみましょう。
玉木宏樹さん
え~知る人ぞ知るかと思いますが、ジャパニーズ・プログレ史上欠かすことの出来ない名作「タイムパラドックス」を1975年に発表しております。東京芸大出身のバイオリニスト、作編曲家で昨年まで盛んな音楽活動を続けられておりました。「タイムパラドックス」には羽田健太郎、高中正義、鈴木キサブロー、吉川忠英、松武秀樹ら多数のゲストを迎えその才能を存分に発揮した完成度の高い作品です。コレ1作しかプログレしてませんが、それだけに圧倒的な存在感を放っているかと思います。ジャケも最高です。
ホイットニー・ヒューストンさん
80年代後半にモデルのような容姿端麗で美声かつ声量あるすぐれた歌唱力で世界に衝撃を与えたスーパースター。後のスキャンダラスなことはすっぱり忘れて良き80年代を思い出しましょう。かのボディガードのさらなる世界的大ヒットは個人的にはオマケがついた感あり。まだまだ良作をたくさん出せる人だと思います。
デイヴィー・ジョーンズさん
かのモンキーズで一世風靡したヴォーカリスト。実は、モンキーズ前にソロ作品があったことは意外と知られておりません。今年CD再発されて買いました。でも、やっぱりモンキーズ良かったですよね。中学時代に番組が再放送されて再ブレイク。あの時に知ることができて僕の人生幸せだと思います。
←中身よりジャケで選びました。
レボン・ヘルムさん
言うまでもなく、アメリカの偉大なるBand、ザ・バンドのドラマー。ヴォーカルもとってました。アメリカの国民的Bandってイーグルスとかキッスよりもザ・バンドとザ・バーズだそうですよ。歳くって最近よく分かります。アンサンブル、グルーヴ、ハーモニー、メロディどれをとっても素晴らしい、深い。って事でどの作品も良いんですが、あえて批判覚悟でコレでしょうか。
ドナルド・ダック・ダンさん
ブッカーT&TheMG'sのベーシスト。”メンフィス”出身の60年代、70年代にソウルシーンには欠かせない存在。かのスタックス専属って言えば十分でしょう。お世話になった方多いと思います。
←出てました。
ドナ・サマーさん
これまた、言うまでもないスーパースター。全盛期は全米チャートベスト5に2曲ランクインなど当時の記録を次々に塗り替えるバカ売れ状態。それまで普通に売れていたのにソレが下積み時代思えるほどの世界制覇でした。ディスコ・ブームってのがありましたが、ソレを牽引する実力があったんでしょう。他の人が霞む勢いはかのBeatlesを思わせると言っても過言ではないでしょう。それくらい当時は凄かったんだから!。(リアルタイムに聞いてないとここまでは言えません。)
←ケバイジャケットとか言わないでよ。当時はコレをみんな買ってたのよ。(byマツコ)
で、時を同じくしてディスコシーン(=当時の音楽シーン)を牽引していたのがビージーズ。オーストラリア出身ながら60年代からアメリカでヒットをだして活躍。3兄弟ならではのハーモニーとメロディセンスを生かした曲で既に多くのファンがいたにもかかわらず、時代を読んで(いい意味です。ポップスは時代とともにあるということをよく理解して万人に良い思いをさせる曲を作るのがヒットメーカーであるということ。)ディスコにその才能を全てぶつけた結果が世界制覇になったかと。とかくリズムが強調されるディスコにありながらそのメロディは他のポップスをも卓越するものがありました。当時、ドナにBeeGees,それにABBAを加えたら世界の音楽総売上の50%は行っていたんじゃないでしょうか。
で、その3兄弟のロビンさんが亡くなりました。すでにモーリスさんは鬼籍に入っておりまして、3兄弟の弟でこちらも全米No.1を出しているアンディも若くして夭折しています。のこりはバリー・ギブさんだけになってしまいました。
数ある名作の中から1枚選ぶとしたらコレ。サタデーナイトフィーバーの巨大ヒット直後にプレッシャーとか有ったと思うのにさらにソレを超えるといっても良い傑作を作ったのは奇跡にしか思えません。才能が溢れかえっていたんでしょう。
ジョニー吉長さんはこちらで取り上げています。
http://www.central-tp.com/blog/central-tp/1/id/51997
ジョン・ロードさん
まあ~この方もあえて言う事も無いというか、このブログを読んでくださる方で知らない人は居ないんじゃないかと思えるビッグネームです。ハードロックの鍵盤の基礎を形作ったというか、鍵盤で名を残したのは、この人とキース・エマーソンくらいではないかと。ギタリストは星の数くらい有名人居ますけど、キーボードプレーヤーですよ。(マニアな人は、ドン・エイリーだとか、リック・ウエイクマンだとか、エディ・ジョブソンだとか、難波弘之だとか色々出てきますけどね。)
で、コレ。
こりゃ、沢山の批判来そうですな。個人的には正直言って融合してないと思うんですが(他にもっと融合している作品を多々知っているもんで)、作品として悪くはなく、パープルFANにそっぽ向かれている立場を少し回復してあげたいなと言う気持ちとこの作品までジョン・ロードさんがパープルのイニシアチブを握っていた事実から取り上げるべき作品と感じたまでの事です。その後、2000年を超えてこのアルバムをライブで演奏したり、新たにオーケストラとのアルバムを制作したりしているトコロを考えてもジョン・ロードさんがやりたかった事ってのがコレなんではないかと思います。
佐藤博さんはこちらで取り上げています。
http://www.central-tp.com/blog/central-tp/1/id/58438
最後にデイヴ・ブルーベックさん
プログレファンにはお馴染みの変拍子ですが、一般的には言葉からして「なんのこと?」かもしれません。・・・拍子から説明かあ・・・・手を叩く事を手拍子って言いますよね。つまりリズムの事ですな。
皆さんご存知のヒット曲、好きな曲、知っている曲の99%は4分の4拍子、4分の3拍子(8分の6拍子)いずれかかと思います。ところが実はどっかで聞いた事があるけど曲名を知らない曲には上の拍子以外のモノが結構有ったりします。その一般的ではない拍子のことを変拍子。
変拍子で世界で一番有名かと思われる曲がデイヴ・ブルーベック・カルテットの「テイク・ファイヴ」その名の通り5拍子。
なぜ、変拍子が存在するか。ソレはいろんなリズムがあってしかるべき必然・・・つまり当たり前。人は左右対称な体を持っていて両手で叩いてリズムを作ると右左で一回づつ叩くと2回になるので、自然にはリズムは偶数回になりますが、世の中には奇数と言う数字も存在するので3拍子、5拍子あって当たり前。なのですが、体の構造上偶数回の方が馴染みやすい。だから4拍子がポピュラー(ちょっと強引ですが)かと。ところがこの「テイク・ファイヴ」は実に軽快に5拍子に乗せてくれます。あれ?なんか違うけど楽しいって感じてくれたらあなたはもう変拍子の虜です。というか、きっと何処かで聞いたことあると思いますよ。(ただ、実は作曲はメンバーのポール・デズモンドさんなんですけどね。)
http://www.youtube.com/watch?v=7dmfS8WdK1I
ね、聞いたこと有るでしょう。
というわけで、今年も以上の方々が去ってしまいました。残念です。
ただ、ミュージシャンに限らないとJAZZ評論家の岩浪洋三さん、俳優の大滝秀治さん、歌舞伎の中村勘三郎さんが無くなったのが個人的には寂しい限りです。
では、良いお年を。
更新日時 : 2012年12月29日 | この記事へのリンク :