え~先日はゴンザレスからココモって話でした。
”ココモ”って言うとかのビーチボーイズのヒット曲を思い浮かべますが、そのヒットから遡ること10年前に存在した英国のファンク・バンド。
なんでも、ゴンザレス、ココモ、アヴェレイジ・ホワイト・バンドが当時の3大英国ファンク・バンドってことらしいです。
アヴェレイジ・ホワイト・バンド以外は知る人ぞ知るって感じでしょうか。
ゴンザレスは2000年くらいにレコ店で見つけて知ったんですが、ココモは1980年代に売っていた故北村昌士さんの名著「キング・クリムゾン-至高の音宇宙を求めて-」(コレはクリムゾンFan必携の”バイブル”。もう一度言います”バイブル”)
にアルバム・レヴューが掲載されていたので知っとりました。要はクリムゾンに参加したメンバーの他に参加したアルバムを乗っけていたんですが、プログレやクリムゾンの音楽に全く無縁なアルバムを掲載しているところが尊敬に値しますな。当時のゴリゴリのプログレ野郎でアホな自分はとりあえずプログレを期待して”ココモ”を買うという愚挙にでましたが、「これはこれで良いな」と。ははっ。(ブリン・ハワースは全く無視でした)
KOKOMOのデビュー作は『ファンキー・マシーン★ココモ1号』
http://www.youtube.com/watch?v=-AJCHQhXIJU
ゴンザに比べるとクールな感じですが、こちらもクラブ受け間違いなしです。よりヴォーカルに比重がある点もゴンザと違う感じ。もっとヴォーカル・メインにするとアヴェレイジ・ホワイト・バンドになるか。玄人ウケな分、ヒットしなかったんでしょうなぁ。
メル・コリンズさんはクリムゾンからいきなりココモ移籍ではないんですが、ここまで音楽性が違うバンドに在籍ってのも面白いですよねぇ。まあ~クリムゾンでもライヴではファンキーに吹いていたそうですから。
で、メル・コリンズさんはその後またプログレ・バンドのキャメルに参加します。キャメルはリーダーのアンディ・ラティマーさんがギターも弾くけどフルートも吹くもんで、メル・コリンズと場合によってはツイン・フルートになってしまうという世にも珍しい編成になったかと。
クリムゾン特有の攻撃性や破壊性はキャメルにはありません。叙情的な雰囲気とメロディアスなサウンドが特徴的でして、またまた音楽性の違うバンドって事で。メル・コリンズさん参加のアルバムではコレ。
http://www.youtube.com/watch?v=GKK7jzwxbhw
名曲「Echoes」です。同名のCamelカバーバンドが日本に居たりします。
いいフレーズですよね。まさにキャメルって感じです。
因みにメル・コリンズがいた頃のライヴ映像がコレ。
http://www.youtube.com/watch?v=G486fTtdk5g&feature=related
中央のギターがアンディ・ラテイマーで左隣りの白いのがメル・コリンズ。ベースはリチャード・シンクレアか。オールスターズですな。
メル・コリンズさん、いきなりソプラノ・サックスでケニーG.ですか?って感じで笑えますが、オープニングからフューチャーされまくりで人気の高さと大物扱いが感じられますなぁ。