いや~GWも終わってまた仕事開始で早速ブログ行ってみますか。
以前ブログで「嫌いじゃないんだけど、カシオペアは”ツマラナイ”」と書いてある意味”否定”しておりましたが、カシオペアで人気のドラマーと言えば神保彰さん。(既に脱退ですが、カシオペアでドラムといえばこの人ってコトで異論なし) 個人的にも凄いと思いますが”ツマラナイ”発言の具体的な”対象”であることは間違いありません。別な角度から言わせて頂くと超絶高度なテクニックをひけらかしても”分かる人にしか分からない”。・・・・こういう事言うと、必ず発言者に対して”聞き手の程度が低い”事を声高におっしゃる人が居ますが、自らの恥を晒しているようなものなので止めた方がいいですよ。このブログでは、”良くない”とか、”ダメ”とか言っているのは、”個人的好みに合わない”と言う意味であり、レベルが低いとか言っておりません。
テクニックと”音楽による感動”は”別物”と言う話は毎度アチコチで議論の対象になっているかと思いますが、特に神保さんの場合は議論の対象になりやすい。なので、そのせいかと思いますが、昨年の神保さんのパフォーマンス、御存知ですか?。一人オーケストラの事です。タムやシンバルと同期させてシンセを鳴らしてメロディを奏でる”アレ”です。TVで「このパフォーマンスにいくら払いますか?」って番組で喝采浴びて会場の方々、お茶の間の人々は”感動”したかと思います。自分は冷めた目で見ていて、”音楽による感動”とは”別物”だなぁとの思いを強くするだけでした。神保さんはテクニックで多くの人を”感動”させようとしたんでしょう。”分からない人々にも(テクニックが)分かる”ようにパフォーマンスするアイディアはよろしいかと思いますが、結局”運動会的な感動”に終始して、”音楽による感動”には”無縁”な活動としか思えません。
タイコを速く叩くコト、いっぱい叩くコトに音楽的要素は不要です。運動神経と鍛錬の積み重ね”だけ”です。1分間に”何回叩けるか”の世界記録を録音して家で聞いて感動しますか?。何回も聞きたくなりますか?。落ち込んでいた気分が持ち上がりますか?。
神保さんのパフォーマンスはもちろん音楽として成立していて、録音して家で聞いても良い物ですが、大人数でやった同じ曲の演奏と比較して”一人でやったから凄い”という感動はありますが、それだけです。ソレ以外に感動で”大人数ヴァージョン”と比較して優れているところはありません。
さてさて、そんな印象の神保さんですから、積極的にCD買おうと言う気持ちにはなりづらいんですが、下記CDはバンドの他の面子を見て、Amazonのレビューを読んで買っちゃいました。
いや~コレは素晴らしい!!!。レビュアーに感謝ですな。ホントにイイですよ、Good、Good。カーステのBGMを松原正樹さんからコレに変えたくなりました。
バンド名、Pyramidだそうです。トライアングルでも良さそうですが、頂きは高いと、意気込みを感じるバンド名ですな。驚いた事に鳥山雄司さん、和泉宏隆さん、お三方は高校同じでアマチュアの頃から面識有ったんですって。フュージョン界の伝説ですな。
これがデビュー作ですが、1曲目が「SunGoddess」のカバー。思わず「ええ~」って言っちゃいましたよ。明らかに聴かせる対象からカシオペアFAN外してます。まあ~もう脱退してン10年ですから”関係無いよ”って言われればソレまでですが。ご存知ですか、「SunGoddess」。オリジナルアーティストはラムゼイ・ルイスで、名曲ですよ。作曲はモーリス・ホワイトでEW&Fですよね。全盛期のアースまんまのグルーヴ・ナンバーですよ。
コレは相当気合入っているなぁと。それくらいこの曲のカバーはいろんな意味で難しい。原曲の認知度が高い上に黒人グルーヴなのに聴きやすくスルーに聞き流してしまいそうなスムース感があり、ヘタするとこの3人でソレ(その程度)かよと言われかねない。
で、一聴して、これは凄いって思いました。思わず原曲と聞き比べましたが、甲乙付け難い。と言うか、グルーヴ感で言えば、Pyramid勝ってます。アースに勝てるか日本人という常識がガラガラガラ~。
神保さん、一人オーケストラやっている場合じゃないでしょう。こんなにも素晴らしい”音楽”作ったんだから、宣伝しないとイカン。折角一人オーケストラでTVいっぱい出たんだから、紹介せんかいなぁ~。ええっ、ナニナニ既に廃盤!?。バカレコ会社!!。
YouTubeありました。