女ロッド・スチュワート、スチワート、スチュアート、どれが正しいの?。
いきなりボケてしまいましたが、どれでも良いんですが、ここではスチュワートにしましょう。
稀代のヴォーカリスト、ロッドさんですが、その女版ってのが昔話題になった記憶があるんですが、最近買ったCDで”これぞ!”ってのが有りましたので、ご紹介。
ネットで探すと、ボニー・タイラー、キム・カーンズなんかがリストされていますが、だったら葛城ユキも当てはまるなぁ。
で、今回はブレンダ・パターソンさん。
アルバムはコレ。
はい、美人ですね。
先ほど名前が上がった方々と比べてはこの方に失礼ですね、ハイ。
歌を聴くと、「え?ホントにこの人ですか?」って聞きたくなります。と言うか、この人が目の前で歌っていたら「大丈夫ですか、オカシクなってませんか?」っておでこに手を当てて具合を確かめたくなります。
え~え~、人は見かけじゃないことぐらい、経験上わかってはおりますが、信じられまシェ~ん。
なんでもメンフィスのクラブで歌っているところをスカウトされたそうですが、ゴスペルで培った実力といかにもな声質で他の女ロッドを遥かに凌駕しているんではないでしょうか。
このアルバムの9曲目に「ステイ・ウィズ・ミー」にそっくりな曲があるので、それを聞いたらすぐに”女ロッド”って浮かびました、それくらい迫力あります。
バックもジム・ディッキンソン、ライ・クーダー、エド・グリーン、ウィルトン・フェルダーなど錚々たる面子が参加しており、全てにおいて申し分ない出来です。
曲はいわゆるアメリカ南部のスワンプロックです。その後、ブレンダさんはボブ・ディランのバックコーラスなどで活躍されます。
http://www.youtube.com/watch?v=kmVwQJKsMjM
つくづく思うのは、黒人のブルーズやゴスペルなどで培われたアーティストにはかなわないと言うか、メンフィス行けば、イヌも歩けば棒に当たる如く、歩けばアマチュアスワンパーに当たるんじゃないかと、それくらい風土の違いを感じますわ。
クラプトンが南部のミュージシャンに憧れたのも分かる気がします。