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はい、ご無沙汰の探し歩記です。ネタも時間もありませんでした。すみません。
早、8月ですが、9日から夏季休業ナモノで前半にもう一回くらい書ければよいかなぁって感じです。 さてさて、今回のネタはプロデューサー、デヴィッド・ペイチのお仕事を紹介って事でヨロシクです。 まあ、言わずと知れたTOTOのオリジナルメンバーで鍵盤弾きの方ですが、セッションミュージシャンの傍らプロデュース業もこなすと言う感じです。有名なのはシェリル・リンの「GotToBeReal」でしょうか。 あらためて周知のシェリル・リンを紹介するまでもないので、下記珍品(かな?)をご紹介。 お皿はコレですな。
察するに、デヴィッドさんのお父様:マーティ・ペイチ(JAZZアレンジャーの大御所)に下記企画が持ち込まれて、息子にも手伝ってもらったんじゃないかと。
え~サラ・ヴォーンSarahVaughanが歌うビートルズBeatlesです。正直、レコ会社の企画は場合によってはファンの立場ではなくて安易な発想だったりもするので、折角才能あるミュージシャンが集まって駄作になってしまうケースもあって如何なものかとよく思います。
JAZZヴォーカル界の3本指に数えられるサラ・ヴォーンにビートルズを歌わせるナントもゴージャスな”企画”ですが、正直誰が買うんでしょうか。まず、ビートルズfanは無理でしょう。少なくとも本アルバムに収録されている曲全曲知っているfanなら買わない。さらに、かたくななビートルズマニアなら尚更100%買わないと断言します。マニアの方々はまずカバーを認めることは無い、絶対にない。ジョージのミスった部分がそのままレコードになっているところもミスに忠実に演奏する事を望む人たちですから。
ビートルズからロックfanになった人たちも厳しいでしょう。ロックじゃないですから。
つまりこれで洋楽fanの少なく見積もっても60%は買わない。
サラ・ヴォーンfanも多分買わないだろう。あの”枯葉”のサラ・ヴォーンをこのアルバムに求める事は間違っていますから。
失礼を承知で言うと本アルバムの印象は”イージーリスニング”例えば、JAZZで聞くビ-トルズ。だったら、サラ・ヴォーンとTOTO使う事無いだろう。しかし、そこはサラ・ヴォーンとTOTOですよ。耳がぴくぴくする瞬間・展開もあったりするところがミソ。よく聴くと”イージー・リスニング”しているのは”お父様”プロデュースの部分だけ。
デヴィッドさんのお仕事は正直美味しかったりします。ただ、英国の陰鬱に引きずられているビートルズのメロはソウル系アレンジには合わない。原曲をよく知っている自分も歌い出しまでのアレンジにノリノリで、歌が始まったりするとちょっとガク!ッとします。
とは言え、1曲目の「GetBack」。まるでアース(E.W.&F)じゃ、あ~りませんか。2曲目「AndILoveHer」。メロウなエレピに導かれて、歌い出しはジョージ・ベンソンの「マスカレード」ですな。女性でコレだけの低音をここまで聞かせるのは流石サラ・ヴォーンです。中盤のコーラス部分は洗練されたスタイリスティックス。4曲目「TheFoolOnTheHill」のエンディングは「ジョージーポージー」まんまですな。
http://www.youtube.com/watch?v=xwxEq_EvPBQ
http://www.youtube.com/watch?v=hwQQJFMv5Lo
http://www.youtube.com/watch?v=SiK46AKnvp8
と聴き所少なくありません。
選曲をもっと練って、全面的にデヴィッドさんプロデュースにしたら名盤だろうなぁ。
更新日時 : 2011年08月02日 | この記事へのリンク :