近年、洋楽でも新作には興味がなく専らリイシューばかり漁る感じで(何度も言ってます)、その中でもブログ書くまでに至るブツばかりなんて楽しすぎる展開になったら凄いですが・・・・まあ~そこまで行かずともまだまだ聞きどころある隠れ名盤があるものだなぁ~と日本の情報力とリイシュー・パワーは凄いなぁと感心ですね。
そんな、最近のリイシューでのブログブツがありましてそれがコレですな。
指パッチンしそうな感じで”お控えなすって”ポーズがよく分からないリンダさんですが、配色など好感度高いジャケットがそそります。
「Elevate Our Minds」ってのがダンスクラシックの名曲だそうで、コレを試聴して即買いだったんですが、コレが素晴らしい。イントロでピアノがコードでリズムを作ってドラムが絡んでいきなりコーラスで決める展開などあの”ナイトフライト”にも匹敵するんではないかと思わせる名曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=YO1vv8d6xyM
たまたまネットで試聴した時に子供がそばにいてもう一度聞きたいって言うから聞かせたら「もっともっと」って感じになり、面倒なのでPC前に座らせてクリック方法教えたら何十回とやってました。その側で末娘が踊っていたりして、2歳にしてクラブデビューか?(笑)。
この曲だけでなく、1曲目からイケてるメロウ系ソウルダンスナンバーがずらっと並んでおり全体的なクオリティも申し分なしです。後半7曲目以降が”普通”のポップスっぽくなって(個人的に)クオリティダウンでちょっと残念ですが。
発売も1979年ときてますんで、納得ですね。
リンダさんは、ナタリー・コールのヒット曲の作者でソングライティングの才能もある方なんですが、リンダ・ウイリアムス名義ではこのアルバムが唯一で、他はあまり目立った活動はしていないらしいです。
それでもこのクオリティですから、もう何作か作っても良ったんではと思いますよね~。1979年といい、ダンスクラシックといい、まだまだイイモノは埋もれているんだなぁと実感させる1枚でした。
実はこの盤も韓国でリイシューで、それを輸入して国内の帯と解説をつけたモノになっています。驚いたことに韓国語の解説まで入っています。
日本では発売の許諾が取れなかった作品も韓国では許諾が取れる展開には、私企業のみで限界がある日本と政府のバックアップが芸能業界にもある韓国のとの”お国柄”を感じないわけには行きません。日本の政府のバックアップと言ったら、輸入盤の輸入制限導入など大手レコ会社の私腹を肥やす為だけの音楽ファンを無視した話くらいで全くお寒い限りです。