さてさて、早速の音が良いレコードその2ですが、コレですな。
Jazz at the Pawnshop / ArneDomnerus
このレコードは、1976年の12月にスウェーデンのストックホルムにあるジャズクラブ「スタンペン」でライブレコーディングされました。
アーティストは、スウェーデンのジャズアーティストの中でトップランクに数えられる実力者の、アルネドムナルス(As)を中心とするカルテットに、同じくスウェーデンの代表的ビブラフォンプレーヤーである、ラースエルストランドを迎えての、ジャムセッションとなっております。
以上ほぼ引用ですが、音楽的内容についてはそれ以上のことは分かりません。
自分がコレを知ったのは、アナログレコード専門のネットショップのHPです。高音質ってことで絶賛されておりまして、いったいどんな音がするのだろうと、ワクワクさんでした。
さてさてプレイヤーにアナログを乗っけて針を落とす前に確認ですが、実はCD化もされてます。
またまたCDとの比較になりました。
一曲目ブラシワーク(スネアドラム・小太鼓を歯ブラシの毛の長いようなやつで擦る)でイントロ入るんですが、いんや~驚きました。
目の前にスネアドラムがでん!とある感じなんです。それもバスドラとかティンパニサイズの太鼓を”ほうき”でブラシしているような。まあ~ミキシングのテクニックもあるんでしょうが、迫力ある音で粒が細かいブラシワーク一発でやられましたね。
ネットショップのHPでは「録音機材のグレードが最高にレベルアップしていた時期」って事を理由に上げていますが、ではその頃以降の録音であれば音が良い音源が多くなっていても不思議ではないのですが、それから35年以上経っている今でさえ、この録音がほぼ最高との評価を得ているわけですし、その時の技術を他で利用して高音質録音盤を作っていてもおかしくはないと思います。しかるに、色々な条件が重なってこのような録音ができたのではないかと思います。
個人的に今現在思う”良い音”とは立体感ある音かなぁと。このレコードもそうですが、2chのスピーカーから出てくる音でスピーカーの前に楽器なり歌声なりがあるように感じるんですね。その場で楽器を鳴らしているようなとも言えるかもしれません。音場感とも言うらしいです。
で、CDとの比較ですが、CDの方がクリアです。よく言われるのが、シルクスクリーンがスピーカーと自分の間にあって、CDはそれがなくなった感じ。まさにそんな感じです。
一方、アナログの方は低音、特にバスドラの音が厚い感じです。まぁ~好みの問題と言ってしまえばそれまでですが、CDでも立体感あるので十分にこの録音の良さは味わえるかと思います。
演奏自体は楽しい明るい感じのJAZZです。