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個人的衝撃の一枚・・・ZABADAK

ごぶサタデー、サンデー、今日は祝日マンデー。入居が繁忙期で良い事なのですが、ハハハ忙しくて可笑しくなっておりますトシです。

最近CD購入はしているのですが、じっくり聴く時間がない。

で、結局過去の回想にならざるを得ないんですが、発売から20以上経っていても鮮度が落ちていない(今聞いてもいい感じ)作品と言うのはご紹介の価値ありってことでお付き合い頂ければと思います。

ZABADAKと書いてザバダックと読む。今現在も活動しておりまして、コアなファンが多くいるユニット(と言うかソロプロジェクト)です。

そのデビュー作がコレ。

1986年の事ですが、当時ミュートマ・ジャパンって夜中11時30分からJ-POPのPVをたれ流す(一切DJとか邪魔なのが入らない。・・・と思ったがイントロにちょっと入るが映像に関してはPVのみ)番組がありまして(今もある?)、J-POP回帰(1984年辺りから日本のプログレからJ-POPに戻り始めた)に走っていた自分の情報源だったんですね。で、その番組でこのアルバムの一曲「オハイオ殺人事件」ってのオンエアされまして、衝撃を受けて→LP購入→ライブに行くという展開にあいなりました。オンエアからライブに行くまでの期間としては、鈴木結女さんにつぐ早さ。それも立て続けに2回も行くトコロなんざ難波弘之さんに匹敵する入れ込みようでした。

http://www.youtube.com/watch?v=4i_lNuufNfQ

当時、プログレッシブ・ロックに大変な入れ込みようだった自分ですが、その頃はいわゆるプログレ氷河期(って個人的に呼んでます。)でして、かつて名盤を怒涛のようにリリースしていた英国の大御所バンドは、解散かポップ路線に走って新作には期待が出来ず(プログレと言う意味では)、当時から3年くらい前にヨーロッパの名作群がキングレコードによって発掘されたヨーロピアン・ロックシリーズも早くも廃盤・プレミアになっており、英国プログレの名盤をアラカタ買ったりレンタルしたりで、聴いてしまった後が続かない、餓鬼状態の自分でした。

で、ちょっとでもプログレっぽかったりすると狂喜乱舞(例えば前回ブログのカーペンターズだったり)なんですね。

今では、ある意味ZABADAKをプログレの範疇で語ることはそれほど変ではないかと思いますが、当時少ない情報源であるミニコミ誌(一般の音楽誌でプログレが語られる事はほとんどありませんでした。)では一切ZABADAKに関する情報が伝わってこなかったので、多分プログレとしては見られていなかった。

で、で、個人的にはかなりプログレしていると思ったし、曲やメロがかなり良い。ツボですな、ツボ。デビューアルバムは5曲入りのミニアルバムだったんですが、もちろん捨て曲無しの上に、「オハイオ~」を上回る名曲「ポーランド」を収録、さらには上野洋子さんの天使の歌声(誇張無しです。多分異論もないと思います。)ですから。ちなみに「オハイオ~」はリーダーたる吉良さんの歌、「ポーランド」はインスト。

 http://www.youtube.com/watch?v=viNvAbDhKh8

民俗音楽のファンである吉良さんのメロディは、ヨーロッパのそれもクラシック以前の雰囲気を持っている感じです。また、ドラムの残響音など非常に音の響きに拘っています。楽器もリーコーダー(小学校で習うあの楽器ですな。)をはじめ、木琴、木管などの多彩なパーカッションを絶妙に配置するセンスなど今聞いても感動を呼ぶ一枚ですね。また吉良さんのギターサウンドもQUEENのブライアン・メイばりに大変凝った感じやハードロック系では出てこないプログレ特有(といっても良い)の乾いた感じの軽いディストーションだったり、アコギだったりとこれまたヴァリエーションが凄い。

http://www.youtube.com/watch?v=J2loVTvzbsE

今でも上智大学学園祭でのリハーサル(野外ステージだったので大学外でも聞こえる)で聞こえてきた「ハイドインザブッシュ」に鳥肌が立ったのを覚えています。因みに最初のライブは白金だかのレストラン、2回目が学園祭。

「ハイドインザブッシュ」はコレ(2ndミニアルバム)

2枚目もミニアルバムってのが珍しいと言うか、売れてなかったので予算的に難しかったのかなとか。

さてさて、個人的にはプログレの切り口で紹介しましたが、実は当時からCMや映画音楽など”絵”のバックでは大変な売れっ子だったZABADAKでして、どこかで必ずその音は誰もが耳にしていたかと思います。つまりけして難しい音ではありません。

とは言いつつもプログレFANも満足なCDがコレ。

メジャーレコード会社との契約以外で発売された、インディーズ第一弾のミニアルバム(またまた)ですが、自由に売れ線に縛られる事のない状況が作り出した一枚とも言えるのではないでしょうか。

3曲収録のうち、組曲が2曲。クラシカルなシーケンス風なキーボードをバックにプログレ乾きギターがメロディアスに畳み掛ける様はまさに王道です。

更新日時 : 2011年09月19日 | この記事へのリンク : 

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