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Yesの新作とドラマチックなYesとの出会い

前回も書かさせて頂きましたが、ネタが最近無くてねぇ~今回取り上げのYesの新作についても取り上げるまでもないかと、思っていたのですが、あんまり拘っていると探し歩記の投稿出来ないかなぁと。

で、まあ過去の作品との絡みもあるので個人的な回想録ってことでお付き合い願います。

Amazonで買物していると、”お客様のお勧め商品”てのがまあ~たくさん画面上に羅列されて嫌でも見る羽目になるのですが、新作情報としてこのところ役に立ってもいたります。

そこで発見したのがYesの新作「FlY From Here」です。これが結構評判良かったのと、これまでの常識では考えられなかった「Drama」期のメンバーでの製作とあって即買いでした。

え~、Yesファンには有名な話ですが、アルバム「Drama」は賛否両論ある作品でしてこれまでメイン・ヴォーカルのジョン・アンダースンが参加していないYes史上唯一のアルバムでありました。

話が長くなりますが、Yesはメンバーの出入りが激しい・・・これまで参加している面子が離散集合を繰り返す・・・もはや脱退、加入ではなくて、前作は参加しているけど今作は不参加とかそんな感じでYesの名の下に、ある一定の人達の一部がチームを作って作品製作やライヴをするという歴史をくり返してきました。例えるとレギュラーメンバーが20人居て、今回の試合に出場するのは9人とか、そんな感じでしょうか。

で、今回の作品は一応レギュラーメンバー(過去作品に参加歴あり)だが、基本的に試合には自分から出ないだろうと思われる人が参加していると。それが「Drama」に参加しているジェフリー・ダウンズなんですね。まあ~このブログでも取り上げる事の多いAsia,バグルズのあの人ですね。

で、「Drama」ですが、個人的にはYesのアルバムのBest5に入りますね。(1960年代から今だ現役でYesの名の下に活動できる人たちが沢山いるからアルバムだけでも30作近くある)

これがジャケですが、やはりロジャー・ディーンはそそりますな。

このアルバムもリマスタだ、ボトラだとでCDだけでも3枚買ってます。は~、まっしゃあないか。

先に「Drama」について話すと、前作「Tormato」後、出戻ったリック・ウエイクマンと結成時からのオリジナルメンバーであるジョン・アンダースンが離脱、に「ラジオスターの悲劇」の大ヒットでデビューから話題の”バグルズ”の二人、トレヴァー・ホーンとジェフリー・ダウンズが加入(今考えても驚きの展開ですが、かの二人はYesの大ファン)して作られた作品がこのアルバム。

旧来のYesファンに言わせると華麗なるリックの鍵盤と叙情性あふれるアンダースンのヴォーカルがないと。まあ、そこまで拘っている方は一生「こわれもの」と「危機」を聞いていればよろしいかと。

一見ミスマッチなYesとバグルズの合体ですが、バグルズの斬新かつポップなメロディとYesの大仰なアレンジの融合は1曲をとってもアルバム全体でも緩急ついた躍動感ある見事なロックとしての完成度を誇っております。

Yesとしては、メンバーの離脱は痛かったが、残る3人の創作意欲は今だ旺盛であったのとバグルズは憧れの人たちとの競演ができるって事の参画意識でこの融合が成功したのではないでしょうか。

さてさて、アルバム評はそんなところですが、個人的に思い入れがあるこのアルバムの回顧録を以下お時間ある方はお付き合いください。

Yesを初めて聞いたのはこのアルバムの「InToTheLens」って曲でこのアルバムのハイライトとも言える素晴らしいナンバーです。1980年の事です。何故、ヒットチャートにも100位前後位しか登場しなかったこの曲に引っかかったかと言うとですね、当時NHK-FMでクロスオーバーイレブンと言う番組がありまして、その番組の冒頭にかかったのがこの曲で2曲目がクラフトワークの「Autobahn」でありまして当時どちらも知らない曲(クラフトワーク自体は別曲で知っておりました)で、InTo~が8分、Auto~が22分、足したら30分。当時、貧乏な中坊ですから、60分のカセットテープも出来るだけ満タンに録音したいモンで、片面の残りが6分を切ると残り分数を測って、出来るだけ残り分数に近い曲をそこに収める事に(セコクも)普請しておりました。そこで、FM番組表で見つけたこの組み合わせに「おおっ!これは!!」と。さらに片面に2曲とはレアな。

で、夜中の11時からラジカセの前でスタンバって2曲エアチェックできたわけです。

ところがですよ、SONYのCHF60分テープが不良品で磁気部分が剥がれるというトラブルに見舞われてラジカセのヘッドが汚れる事もあり、泣く泣くテープは捨てる事に。

で、まあInTo~の印象は良かったんですが、自分の中ではさらに一人歩きして個人的に”幻の名曲”に。

それから経ること3年。同じクラスに”プログレおタク”一歩手前の友人が居まして”聴け”とELPのカセット・テープを渡されて聞かせられる羽目に。その時はな~んとも思わなかったんですね。(今ではELP大ファン)というか、曲が長いわ、歌部分が極端に少ないわでよく分からないってのが正直なところ。プログレのオススメは他にはYesとの事。

で、で、カセット返した後、NHK-FMの”軽音楽をあなたに”で毎日プログレ特集が組まれまして、一日2時間ワンアーティストの曲をかけまくると。そこでかのYesも入っていたのでクリムゾンやらELP、フロイドなんかと一緒にエアチェックしたわけです。つまり”幻の名曲”も手に入ると考えたわけですな。ところが、先ほども申しました通り「Drama」は低評価ですから1曲もかかりません。さらに”幻の名曲”の曲目を忘れていた(FM誌は今だにとってあるので当時も調べれば判明したんですが・・・)モンで2時間エアチェックした曲を全て聴いて探したわけですが、「あれ~?おかしいな?」と何度も聞く羽目に。何度も聴いて、「コレいいかも」ってズボッってYes(プログレ)にはまってしまいましたとさ。昔とっぷりトビのくそ。

さてさて、新作ですが、「Drama」のアウトテイクの域を出てません。「Drama」を聴いて激賞出来る方は聴いてもいいかもって感じです。

更新日時 : 2011年08月07日 | この記事へのリンク : 

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