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先日、友人が山下達郎のコンサートに行って大変よかったとの話しを聞きまして話題が今回ご紹介の難波弘之さんに及んだのですが、ま~正直言って個人的に日本人アーティストFavoritNo.1なもので、このブログで紹介もなんも別格すぎて客観的に語れない・・・・まあそれこそブログって感じなんでしょうが・・
と言いつつ山下達郎さんカラミのネタもあってちょっとご紹介してみようかと。
達郎さんのコレに収録されております
”夏への扉”(夏の扉じゃありませんよ。)と言う曲ご存知でしょうか?。作詞が吉田美奈子さんとスゴイ面子の作品ですが、よく歌詞を聞いてみるとラブソングや爽やかな夏へのオマージュといった内容ではないことが分かるかと思います。
実はロバートAハインラインというアメリカの作家の書いたSF小説が題材になっています。書かれた年が1954年なのに見事に近未来を予想しております。
はてさて何故そのSFと山下達郎と吉田美奈子?。そこで難波弘之さんのご登場です。
え~難波さんとはなんぞや?と云う処から話しなければと思うのですが、山下達郎さんのツアーメンバーをかれこれ30年以上続けています。作編曲家で歌手に曲提供、ゲームやアニメのサントラ制作、ミュージシャンとしてレコーディングのバッキング(鍵盤です。)、多くのバンド(野獣王国、APJ、センス・オブ・ワンダー、ネルソン・スーパー・プロジェクト、Vibes,etc)のメンバー活動などなど。
その多忙な音楽家の別の一面が学生時代に書いたSF小説が大きな文学賞を頂いたこともある小説家でもあったりします。
そんな難波さんが初めてソロアルバムを出すことになってそのコンセプトがSFだったわけです。内容としては有名なSF小説について曲を書くと。ですのであの”アルジャーノンに花束を”なんかが取り上げられて収録されています。氷室京介が1989年頃に同タイトルの曲をヒットさせましたが、それより10年前の話です。当然曲は違います。
で、これがそのアルバムです。
この当時既にJ-POP業界でレコーディングに引っ張りだこの難波さんは横のつながりも多く、このアルバムには上記のお二人以外に織田哲郎、北島健二、など有名どころが多く参加しております。さらに加えるならジャケットを描いたのは手塚治虫さんでライナーノーツはグインサーガの栗本薫こと中島梓さんです。
どうだ、参ったかっ!って感じですが、自分がこれまで会った人でこのアルバム知っていた人は皆無です。ははは・・・・。まあ、それでこそ探し歩記ってかんじもしますが・・・・・。
アルバム評としては、次作2ndや3rd、4thアルバムのようにキラートラックの雨あられ状態ではありませんが、耳なじみの良いポップチューンがそろっております。特に”アルジャーノンに花束を”と”夏への扉”は良いです。(まあ小説もGOODなのでその影響もあり。)
更新日時 : 2010年08月20日 | この記事へのリンク :