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まず、邦題に一言。
現在のF-1において”マクラーレン”の名前は不動であることに異論なし。
しかし、この映画はブルース・マクラーレン個人について取り上げた
ているにもかかわらず、
彼がルマン24時間レースで優勝し、
CAN-AM(カンナム)シリーズで何度もチャンピオンに輝いている
事実が
当時で言えばF-1チャンピオンに匹敵するステイタスにもかかわらず
まるでF-1しか関連が無いようなタイトルどうかと思う。
とは言え、
F-1では当時F-1GP最年少で優勝を果たし(その後、43年間記録保持)、
自分のチームで制作したマシンでF-1GP優勝を達成した
史上二人目(この記録は現在でもジャック・ブラバムと彼しかいない)である事”だけ”をみても
F-1の長い歴史において偉大なる功績であるのは間違いありません。そんな偉大なブルースの伝記映画がコレ。
映画は全くよくわからな私ですが、
日本でスポーツマンの伝記映画なんて有るんですかね。
長嶋茂雄とか双葉山とか。
有名な言葉で「巨人大鵬卵焼き」ってのがありますが、
そこまで人気を誇ったスポーツであっても
伝記映画とかあったんですかね。
ニュージーランドではブルースは世界に名を馳せた
国民的英雄です。
個人的には申し訳ありませんが世界的知名度、
その国民感情的なヒーロー具合において、
羽生結弦さんとかブルースの比じゃありません。
まあ~やっかみでネット上で羽生結弦さんやカーリング女子をタタキまくる国民が多い日本じゃ伝記映画もヒーローも生まれないのは仕方が無いんでしょう。
”国民栄誉賞”も総理大臣の高感度アップツールだし、
世界的に見ても平和で裕福な日本にヒーローは必要ないのかもしれません。
で、ブルース・マクラーレンさんですが、
チームとしてのF-1GPでの大活躍は彼の死後の話です。
この映画は1959年にF-1で優勝してから1970年に事故死するまでの10年にわたっての物語です。
才能もさることながらその抜群の容姿は映画俳優顔負けですね。
勝負師というより知的な雰囲気が強いというか。
そのブルースの温厚でありながら情熱的で魅力的な人柄
とはかけ離れたイメージが強い
”今のマクラーレンチーム”がより浮き彫りにされたって感じです。
ニュージーランドの人たちにとって
”今”のF-1マクラーレンはどうでもイイんでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=saqRNwil9wc
https://www.youtube.com/watch?v=9lAuPfw8Xeo
更新日時 : 2018年03月04日 | この記事へのリンク :