当社の物件紹介や地域情報まで住むにあたりより親近感をもてるブログを目指します。
また買ってしまいました(^^ゞ。
流石スージーさん。ってトコロでしょうか。
今回は他の図書の引用が多かったんですが、
多大な量の文献を読破しているのが凄いなぁと。
読破とは、作者の意図するところを体系的に理解し、
自分の考えている事との相違点を吟味して、
自身の考察を再構築する事かと。
で、いくつか読破された本からの引用があり、
作者で”渋谷陽一”さん、”中山康樹”さん
の名前が出てきたんですが、どちらも私は結構好きです。
中山康樹さんは愛読者ですかね。
なるほど、スージーさんの文章も面白いわけだ。
今回も、いやあオオウケでした。
「今のJ-POPはリスナーを1ミリたりとも牽引しない」、
「YMOの最も大きな功績は”ヤンキー”概念から日本の音楽シーンを開放したこと」、
「小林武史ら手練の手を借りて工場ラインの如くヒット生産に励んだ90年台以降のサザンよりもそれ以前の桑田さんが孤独に
実験に没頭してメンバーと作っていた頃の方が絶対にいい」、
「チェッカーズに対して”Romanticが止まらない”のイントロに込められたのは福岡のヤンキーの”乱”に対して江戸幕府が成敗してくれるわ!の心持ちだったろう」、
「J-POPとは洋楽から隔離され、(ガラパゴス化した)日本で作られ日本で完結する音楽の時代にマッチした言葉」etc...。
(文面は原文とは変えてます)。
中山康樹さん亡き今、ここまで笑わせてくれるのは
スージーさん以外には考えられません。
今後は新機軸で80年代の歌謡曲をイジって欲しいなぁ
と期待大ですな。
ちなみにこの本には
この年にレコード出した(もしくは売れた)
安田成美さん、飯島真理さん、レベッカ、
欧陽菲菲さん(ラブイズオーバー)、麗美さん、
渡辺典子さん、中村あゆみさん、バービー・ボーイズ、TOM☆CAT、尾崎豊さん等の方々の曲は取り上げられてません。
ヒット曲、話題曲集ではないのでご注意を。
更新日時 : 2017年03月11日 | この記事へのリンク :