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F-1GPマレーシアGP雑感

とりあえず、見てみました。

結果的には面白かったかと思いますが、なんだか終わった後に虚しさが残るイベントでありました。

雨天で路面の変化が著しい今回のレース、マシンの差が少ない場合、タイヤの交換のタイミングで決まる典型的な展開です。

このようなレースを得意とするバトンがやらかしたのが大きいかと思います。バトンが勝ったらここまで話題にはならなかったかと思います。あわやペレスの初優勝って場面もなかったかもしれません。

いずれにしろ今回もペレスの活躍は素晴らしく、”今期中のマッサとの交代”と言う”噂”も現実味を帯びてきたかと思います。2013年は間違いなくアロンソと共に”赤い”スーツに身を包みポディウムに立っている事でしょう。

マシン不調と言うことで可夢偉はお話になりませんでしたが、タイミング的にはこのマシントラブルが”良かった”のか”悪かった”のか。不調でなければ優勝争い出来たと思われるか、単純にペレスと明暗を分けて評価ガタ落ちか。スタートのジャンプアップは見事でしたが、なんのフォローにも成らないでしょう。

また、今回の予選の印象だとドライだとメルセデスもロータスも2強に食い込みそうであり、アロンソもマシンに関わらず上位を伺える力があるので、10位までの入賞は正直困難と言わざるを得ません。すると、今回2位のペレスの得点を可夢偉が上回るのは無理じゃないかと思います。つまり、来季以降可夢偉がザウバー以上のチームに移籍することは全く現実的な話ではありませんし、それどころか”ザウバーに残れるかも?”になる可能性を今回のレースは提示したかと思います。

昨今の日本の事情では可夢偉以上のドライバーが日本から出てくる可能性は15年、いや20年は無いでしょう。自動車産業の斜陽で参戦もあり得ません。それどころか、BSの番組のスポンサーにさえ日本の自動車メーカーはなっていない事が”今の日本のレース事情”の現実を表しているかと思います。

レース中断と遅いレースペースにより、レース終了後はすぐに夕方となりました。TV放映の最後は夕焼け映えるサーキットでしたが、今後のF-1の世界における日本の関わりも暮れてゆくんだなぁ~と実感させるシーンでした。

更新日時 : 2012年03月26日 | この記事へのリンク : 

F-1GP開幕所感

いよいよ開幕しましたF-1GPですが、ココ数年まともにTV放映を見ることが無かったのですが、昨日はつい見てしまったモンで色々と言いたくなってブログってしまいました。

とりあえず、今年のエフワンは面白いと思います。2年前が群雄割拠で面白かったんですが、結局下馬評通りのチャンピオンが誕生したんで、結果的にはなんだかなぁだと、それに比べて今年はより期待できるかなってコトです。その理由が下記って事でしばしお付き合いを。

TOP優勝のバトン独走で、その点は一見面白みがありませんが、本来”行ってこい”の展開は同僚ハミルトンのパターンだったのをそのお株を奪う展開は実に意味深く、1周あたりコンマ2~3秒の攻防は見応えがあったかと思います。昨年の後半から”晴れ”でも”行ってこい”で勝てるようになった事実は、バトンがマクラーレンに入った時点より自身が勝てるように色々と積み重ねてきたコトの結実である、ということが実によくわかる結果だと思います。ハミーは今回不運でしたが、勝てるレースをキッチリ勝っていかないとバトンに対抗できなくなるので、昨年のような予選速くて決勝ポカは避けて欲しいところです。

ブルは、よりセバスチャンに傾注することになりそうですね。KARSがあろうとDRSがあろうと抜けないくらい2チームの実力が拮抗していますから。

以下ですが、中段5チームの拮抗状態、実力伯仲具合には良い意味で驚かされました。ミスると順位が9ランク落ちるということを意味しています。ペーター・ザウバーさんが、予選(Q2)で可夢偉にえらく怒ったらしいですが、そう云う事だと思います。決勝で結果が出ましたが、本来望んでいたのはTOP2に次ぐ結果であることは言うまでもありません。それだけのポテンシャルがクルマとドライバーにあると言うことなので厳しい言い方ですが、頑張って欲しいトコロです。

今回注目は、何と言ってもパストール・マルドナードでしょう。速さもさることながら、ポカリ具合が実に素晴らしです。ファイナルラップに自滅なんて、かのマンセルを彷彿とさせます。昔は”滅法速いがポカも多くて結果がでない”レーサー多かったモンで、そうゆう人大好きなんです。例えばヴランヴィラ、ジャリエ、チェザリスとかね。今年はパストール応援します。

実際に注目は勿論ライコネン。最後尾から追い上げ見事です。可夢偉が居なければもっと上位を伺えたかもしれません。久しぶりのエフワンで興奮しているのが、無線で伝わってきて面白かったです。全然アイスマンじゃなかったですね。

まあ~あとロメイン・グロージャンとか、言及すべきところ、まだまだありますが、省略します。

今回のオーストラリアGP決勝の結果がそのまま今年のランキングになりそうな、そんな気がします。メルセデスが信頼性を回復すれば、可夢偉の前に来るかも、ってところでしょうか。

更新日時 : 2012年03月19日 | この記事へのリンク : 




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