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まあ~指名手配ってわけじゃないんですけど、あるミュージシャンにまつわる奇跡の物語。
昨年のアカデミー賞受賞した映画なんですね。ちょっと気になっていて先日借りて見ました。コレ。
ちょっと長谷川きよし?って感じですが、この方が主人公のロドリゲスさん(アーティスト名:ロドリゲス)。
”シュガーマン”って曲がコレ。
https://www.youtube.com/watch?v=qyE9vFGKogs
まあ~不器用な感じというか、生き方自体も不器用な感じだったかもしれませんが、自然体というか、流行とは無縁な普遍性というか。この曲の持っていた”運命”と連動させると”いいんだか、良くないんだか”どっちつかずだった曲の印象が心に響いてくるんだから不思議です。
アルバムはコレ。
ん~コレまた微妙ですな。
さてさて、そのロドリゲスさんの奇跡とは何だったかと言うと
本国アメリカではデビューから全く売れずに契約切られたロドリゲスの「シュガーマン」。その曲が何年後かに遠く離れた南アフリカで記録的なヒット曲になりました。50万枚とのことですが、日本で言うと宇多田の500万枚を軽く超えているレベルらしい。で、その事実が本国アメリカでも知られていなく、もちろん、本人はそんな異国での大ヒットなんてつゆも知らず。しかし、英語圏なのにそんなもんですかね。
インターネットが普及して情報が流通する現代では”あり得ない話”ですよねぇ。
その後、20年の月日を経て、南アフリカのレコード店主とジャーナリストが「シュガーマン」を探す事に動き出す。レコード店主ってトコロがTheBeatlesを探したブライアン・エプスタインを思い出しますな。
しかし、自殺したなんて話がまことしなやかに語られるくらい所在不明でレコード関係者のツテでは連絡が取れない。
しかし、時代は変わっていた。ネットのコミュニティサイトにシュガーマンの歌詞に出てくるミシガン州ディアボーンの地名を頼りに情報提供をしたトコロ、ご本人の娘さんからメールが!
そして、1998年に南アフリカで大観衆を目の前にコンサートを開くと言ったストーリー。
そん時の様子がコレ。
https://www.youtube.com/watch?v=TKdL7DSNnOU
https://www.youtube.com/watch?v=_i1mva31vAs
それまで、当の本人建設現場などで働いて生計をたてていたとの事。でも、ライヴできるくらいだから完全には引退していなかったんでしょうねぇ。
昔、レコーディングしてお蔵入りした音源のリイシューが昨今流行って いますが、アーティスト本人がリイシューされたというか。
ネットで情報が得られる現代と70年代。知らない方が、想像力をかきたてることができると言うか、その方が、より作品を理解できるというか。そう言う聞き方ができない現代は不幸ですなぁ。聞き手がそんな調子だから、使い捨て音楽になって、アーティストもそれなりのモノしか作らない。
やっぱり70年代って”いいなぁ”と思わせてくれました。
更新日時 : 2014年08月24日 | この記事へのリンク :